体の悩みや世間話

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2016/12/28 NO,225

「2016年、総括」

今年もいよいよ最後の更新となりました。
今年一年を振り返ってみると嬉しかったことや辛かったこと、
いろいろあったような、なかったような感じがします。

今年の正月がついこの間のように思えれば、
夏のリオオリンピックで陸上男子4×100メートルリレー、堂々の銀メダル獲得は
ずいぶん昔の話のような気もします。

私の感覚があいまいなのか、年をとってきているからなのか、
それとも人間ある意味都合のいいようにできているのかわかりませんが、
あまり振り向かず、前を見て生きろということなのかもしれません。

来年も良い事ばかりであれば嬉しいですが、
そういうわけにもいかないと思います。
しかし、常に前を見て良い事も、悪い事も受け入れていきたいと思います。

今年も皆さんに大変お世話になりました。
ありがとうございました!!

来年が皆さんにとって素晴らしい一年になりますように!!






2016/12/20 NO,224

「クリスマスよりも柚子湯楽しみ!!」

明日21日は冬至ですが、気温はそれにそぐわず18度、さらに23日の天皇誕生日は最高気温の予想が20度と
まるで沖縄のような気温になっています。

今、北海道や九州では鳥インフルエンザの感染により
多くのニワトリなどが殺処分されているようですが、
それに伴い、人にもインフルエンザやノロウイルスなどの感染が広がっているようです。

気温が安定しないと免疫力が落ち、体調も崩しやすくなるので、
マスクやタオルで気管(のど)の乾燥を防ぎ、
こまめに水分を摂取することを心がけましょう。

そして今週末はクリスマス。
しかし我が家では、子供たちが大きくなってしまったこともあり、
クリスマス楽しみ!!というよりは、正月の買い出しや準備を急がないと!!
という感じです。

それでもうちの唯一の女性である久仁子先生は暦やイベントに気を使ってくれるので、
クリスマスにはちょっとしたケーキが出るかもしれません。
そしてテーブルの上には、明日の冬至用と思われるゆずがすでにスタンバイしています。
明日はゆずの香りを味わいながらのんびり風呂につかりたいと思います。






2016/12/13 NO,223

「本年度、桜戦争終結」

毎年12月10日頃になると桜の葉もすべて落ち切り、戦いもひと段落し、
来年の4月初めまでしばしの休息となります。

今年も例年通りほぼ全ての葉っぱが落ち、丸裸の状態なのですが、
整体院前の低い枝にある5枚の葉っぱだけが残り、
雨にも負けず、風にも負けずこの一週間ほど頑張っています。

気になりだして見続けていると、早く落ちてもらいたいような、出来るだけ長く頑張ってもらいたいような、
ただの葉っぱですが不思議と情がわいてくるようです。

どこまで踏ん張るかわかりませんが、一応これにて今年の桜戦争の終結としたいと思います。


5人、じゃなく5枚の勇者




2016/12/6 NO,222

「節目や区切りを大切に!!」

今年も早いものでもう師走、12月です。
今年に限らず12月になると一年間いろいろあったようななかったような微妙な感じになりますが、
一年間を振り返り、何かあったかなかったかよりも、
節目や区切りの時期を意識し、一年を振り返ること自体が重要な気がします。

人間を見ているとあまり強くはできていないようで、やらなければいけないことがあっても
後でいいやと先送りにすることも多くあると思います。
そんな時、行動に起こす切っ掛けとなるのが区切りや節目です。

この時期の区切りや節目をきっかけに起こす行動の一つに「大掃除」があります。
一年の汚れをきれいにするため、新しい年を気持ちよく迎えるため、だらしなかった自分に喝を入れるため、
といろいろ思うところはあると思いますが、実際にやることは一つ、
「日頃やらないことをやる」です。

日頃やらないことをやるということは日ごろ使わない筋肉を使うということで、
チョッとのことが身体に大ダメージを与えることがあります。
その代表格がぎっくり腰と首の寝違えです。

節目や区切りを機に行動を起こすことは大切ですが、
それによりいつもの生活が送れなくなってしまっては意味がありません。

やり始めるとついつい夢中になることもありますが、そこは程々にして、
体を壊すことの無いように気を付けてください。




2016/11/29 NO,221

「お肉や魚、白米も食べましょう!!」

ヘルシー志向の一環で、オーガニック・無農薬・有機栽培・玄米・雑穀米などを主に食べ、
肉などはあまり食べず、その代わりに大豆製品を摂るというような食事が女性の間で人気のようです。

そういうものから疎い私からしてみると、サラダをおかずにご飯(玄米・雑穀米)を食べているように見えます。

たまにこういう食事をするのであれば全然問題ないと思いますが、
徹底しすぎてしまうと人体に悪影響を及ぼします。

一見サラダのような料理は、野菜たっぷりなので栄養豊富、カロリーも少なく健康的。
さらにそれらの野菜がオーガニックだったり、無農薬・有機栽培であればなお良いように感じますが、
サラダはかさばる料理なので、そもそもの量が絶対的に少なく、どんなに個々の栄養価が高かろうが
人体に必要な栄養素を補うことはできません。さらに玄米や雑穀米は良く噛まなければならず、
必要なカロリーが吸収される前に満腹を感じてしまいます。

最近、首筋が凝り、頭痛もち。体温、血圧共に低い。という女性が増えています。
話を聞くと必ずと言っていいほど、サラダが大好きで、お米はあまり食べない。
首筋がなぜ凝るのかは判りませんが、本来必要な栄養とカロリーがないため、
体温・血圧共にもっと上げたいが上げられず、それにより免疫力が低下し、
手足が冷え、頭に十分な酸素が送られないことでの頭痛。さらに腸内の温度が下がることで
腸内細菌の働きが低下し、有益な栄養素や酵素がつくられづらくなる、悪玉コレステロールが増えるなど
健康を害することが多くなってしまうのです。

ヘルシー(健康)志向でやっていることが健康を壊すことになっては意味がありません。
何ごともほどほどにし、現在低体温、低血圧、頭痛、首筋の張りがある方は
サラダ【野菜】が多すぎてカロリー(炭水化物・タンパク質)が少なくなってないかチェックしてみてください。





2016/11/22 NO,220

「天変地異?」

今朝は、地震に起こされました。
福島沖を震源とする地震で私が住んでいる松戸は震度4ということでしたが、
東北大震災を思わせるような横揺れでかなり長く揺れていたように感じました。

皆さん被害は大丈夫だったでしょうか?我が家では揺れを感じたあと5分ほど停電になり、
水のでもいっとき悪くなりましたが、すぐに回復しました。
こういう時に停電になるととても不安になりますが、そういうときこそ落ち着いて行動しましょう。

そして昨日の天気予報では、明日23日の夜から24日未明にかけて
関東平野部でも積雪の可能性があるとのことでした。
もし東京で雪が降れば、五十数年ぶりになる11月の雪だそうです。

先日の日曜日は20度を超える暑さだったのにもうめちゃくちゃです。

本当に天変地異かと思うような気象異常になっているせいか、
のどの痛みやせき、鼻水などの風邪の症状を訴えている方が周りにずいぶん増えています。

そしていよいよインフルエンザも流行の兆しが見えてきているようです。

しっかりと栄養あるものをたくさん食べ、水分もしっかり取り今のうちから体力を蓄えておきましょう。
そうすればもし体調を崩したとしても症状は軽めにすみ、回復も早くなります。




2016/11/8 NO,219

「乾燥に注意!!」

昨日は立冬。ほんの一週間前までは夏のような暑さがぶり返すこともありましたが、
昨日の晩、外に出てみると吐く息が白くなり、暦通り本格的に冬の到来を感じました。

こうなってくると気になるのが「乾燥」です。

湿度が下がってくるとインフルエンザなどが流行しやすくなりますし、
喉も寝ているうちに乾燥し炎症を起こしてしまい、風邪にもかかりやすくなってしまいます。

そうならない為には部屋の湿度を管理することも大切ですが、
一番はこまめな水分摂取です。

水分をこまめに摂取することで、口内や喉の湿度を常に保ち、
病原菌の繁殖や侵入を防ぐことで病気にかかりづらくなるのです。

乾燥対策をしっかり行い、病気の予防に努めましょう!!




2016/10/25 NO,218

大きな声で歌いましょう!!

皆さん最近、声を出して歌ってますか?

先日ずいぶん長い付き合いになる患者さんがいらっしゃったのですが、
その方は80歳を超えているにもかかわらずとっても元気。
体も60代に引けを取らないような筋肉のつき方や肌の張り。

この状態をつくるには何か一つだけをやっているおかげというわけにはいかないと思いますが、
その一つと思われることが「カラオケ」です。
その方はカラオケが趣味で、週に何回かカラオケ教室に通い、皆さんで楽しく歌っているそうです。

声を出して歌うという行為は、大きな声を出すことにより多くの筋肉を刺激し鍛えることが出来、
歌詞を覚えたり、過去の記憶を思い出したりすることで脳が活性化し、
メロディーにより精神が安定することが出来るのです。

最近季節が安定しないせいで肉体的にも精神的にも体調不良の方が増えているようです。
近頃スッキリしないな〜と感じたら、声を出して歌ってみるのもいいかもしれません。




2016/10/18 NO,217

「何事も経験」

先週、夏から一気に冬になったと書いたばかりなのに、
今日はまた各地で25度を超える夏日。
今年の10月はかなり異常な状態のようです。皆さん、体調管理が難しいので気を付けてください。

そんな中、明日から次男が台湾へ修学旅行に旅立ちます。
私は海外旅行には新婚旅行でしか行ったことがありませんが、
その時に行ったアメリカ・ロサンゼルスで、空港から降り立ち一歩アメリカの大地を踏んだ瞬間、
今までさんざんテレビや映画、雑誌などで見てきてアメリカを知っているように思い込んでいましたが、
それらが一気に吹き飛び、「これがアメリカなんだ」と体の全てで実感しました。

物事を本当の意味で理解するには五感で感じ、それらの経験により得た情報を整理し、
導き出す必要があるのかもしれません。
患者さんのなかには、やる前から「先生無理」という方もいらっしゃいます。(わたしもそうですが・・・)
しかし、実際はやってみると無理ではなく、なんとか出来、それにより自信につながり
回復への大きな力になることがかなりあるのです。

まずはちょっとでいいから試してみて経験すること。
その経験一つ一つがより大きなものの見方が出来る目(考え方)を養うことが出来るのです。

次男にもこの機会に、台湾を体中で感じてきてもらいたいと思います。





2016/10/11 NO,216

「夏から冬」

先週は10月に入ったにもかかわらず、30度を超える真夏日が数日。
かと思えば今週は一気に秋というより冬に近いと思えるぐらいに気温が下がり、
夜、布団をかぶってないと風邪を引きそうな勢いでした。

この数年、季節の変化が昔よりも極端に行われるようで、
春と秋をあまり感じることなく、夏!!か、冬!!という感じになり体がついていけなく体調不良を訴える方も多く、
しかもそれは決まったカタチではなくいろいろな症状として表れているよです。

今までは涼しさや、温かさを感じてから次の季節の準備をすればよかったですが、
これからは、感じてからではなく、月や日にちを見てまだ暑いけどもう10月だから
冬の用意をしておかないとという具合にしなければ間に合わないのかもしれません。

早め早めに季節の準備をして体調を崩さないように心がけましょう。




2016/9/27 NO,215

「夏の疲れを回復?」

先日久しぶりに晴れましたが、夏のような30度を超える暑さはなく、
気が付けば向かいの土地にはススキがなびき、近所では彼岸花が咲き乱れていました。
いつの間にかお彼岸も過ぎ、すっかり季節は秋です。

気候的にも過ごしやすい季節になったからなのか、厳しい夏に使ったエネルギーを再充電するからなのか判りませんが、
最近いくら寝ても眠く、いくら食べても物足りなく感じ食後にちょっとつまみたくなってしまいます。

体が欲しているということは、体に必要だということでもあるのですが、
体がいくら欲しているからと言ってそれに任せて暴飲・暴食・不摂生をしていては
歯止めがきかなくなり体型や体調面で後悔することになるかもしれません。

そう自分に言い聞かせ、いつもよりも多めに食べ、多めに眠るようにはしていますが、
決して食べ過ぎず、寝過ぎず、あまり生活リズムを崩し過ぎずを心掛けています。

秋になると布団が気持ちよく、旬のおいしい食べ物もたくさん出回りますが、
皆さんも後で後悔しない為に「過ぎない」よう心掛けてください。




2016/9/20 NO,214

元気の源、秋刀魚の日干し

9月になってから、前線と台風の影響でまともに晴れた日がないように感じます。

太陽の光に当たらないと体内でビタミンDがつくられず免疫力が低下したり、
元気がでなかったり、前向きな考え方が出来なかったりとマイナスなことばかり。

もちろんは太陽の日に当たるのが一番なのですが、
こればかりは自然任せになるのでそれを待ってるわけにはいきません。

そんなときは食べ物から取り入れます。
ビタミンDを多く取り入れる食材は、基本的に天日干しした食品になり、
煮干しやシラス、魚の開き、干しシイタケなどがそれに当たります。

今はサンマが旬の時期なので、最近少しヤル気が出ないなと感じたら、
サンマの開きの日干しなど良いかもしれません。

ビタミンDをとり入れて元気に頑張りましょう。




2016/9/13 NO,213

「ラジオの力」

人間には五感があり、多くの情報を知ることが出来ます。
しかし、この五感はそれぞれ同等に使われているわけではなく、優先順位があります。
優先順位はまず視覚、そして聴覚触覚、嗅覚味覚と続くのですが、
日頃からあまり意識しないと視覚ばかりに頼ってしまい、
本来気付けるはずのことも気が付かなくなり、モヤモヤしてしまうことも。
特に今のような季節代わりの時期は、環境の変化に体が慣れず、
そちらにも力が使われてしまうので、よりその感覚は大きくなると思います。

そんな季節の変わり目にたまりやすいストレスを解消するためには、
視覚以外の五感を使うことが必要になるのですが、それにうってつけなツールが「ラジオ」なのです。

私は世代的にテレビっ子なので、みたいテレビがやっていなくても常にテレビをつけていました。
もちろんラジオなどはほとんど聞くことはありませんでした。

しかし、心臓を患い入院した時にラジオを聴くようになり、テレビ(視覚)からは、得る事の出来ない
面白さと、ラジオ(聴覚)だからこそ得ることが出来たポジティブな感情(元気が出る?)
によりストレスが解消できることを知りました。

それからは患者さんがいない時もラジオ(私はBayFM78です)をつけ、
ほとんど一日中聞くようになりました。

もし、イライラするな〜とかストレスたまるな〜というときは是非ラジオを聞いてみてください。
必ず何かが変わります。





2016/9/6 NO,212

体に合わせた日常生活の変化

人間は本来、夜行性ではなく昼行性なので、夜寝て昼間活動します。
しかし、これは体が通常の健康状態にあることが前提で、
体が異常な(何か症状を抱えている)状態にある時は無理に当てはめる必要はありません。

患者さんの中には、痛みで夜寝れず、仕方なく睡眠剤を使っている方もいらっしゃいます。
そうなると、夜眠れないことがストレスとなり、徐々に精神が衰弱していき
体の回復力が落ち、症状がいつまでたっても改善しなくなってしまいます。

しかし、いつもの習慣や夜は寝て昼は起きているものという常識、
昼寝してしまうと夜眠れなくなってしまうのではないかという不安から、
かたくなに夜だけ寝ようとし、その結果なかなか症状が良くならないのです。

私が患者さんに指導するとき必ず3つのことを守るようにしてもらっています。
その3つとは、「時間を決めない」「場所を決めない」「道具を使わない」です。

これは、脳が要求した時に必要なだけ与えることが最も改善につながる重要なことだからです。
通常であれば、昼行性なので夜寝て昼行動すればいいですが、
夜寝ることもできない症状を抱えているのならば、夜眠れなければ昼寝てもいいですし、
例え真夜中であったとしても体を動かしたほうがいいと思うのであれば動かしたほうがいいのです。
昼寝たら夜眠れなくなるのではないかと思うかもしれませんが、
体は常に痛みと戦い疲れているので回復に必要なだけの睡眠時間は必然に多くなり、
夜もしっかり眠れます。

今、自分の置かれている状態が通常なのか異常なのかをしっかり見極め
それに沿った生活スタイルをしていくことが大切なのです。






2016/8/30 NO,211

「痛みは悪者?」

よく患者さんから「痛みがあるけど、動かしたほうがいいですか?動かさないほうがいいですか?」
という質問を受けます。

答えは、「無理をしない程度で動かしたほうがいい」なのですが、
無理をしない程度とは、耐えられないほどの痛みを感じないというもので、
基本自分自身で体を動かす分には防衛反応が働くはずなので感じることはできにくいのです。

しかし、それ以外の力(遠心力や何か道具を使ったりとか第三者の力を借りるとか)が加わった時は
現状をさらに悪化させるほどの「無理」になってしまう可能性があるので注意が必要になります。

痛みがある時は肉体的にも、精神的にも弱ってしまうので、
誰かに助けてもらいたい、自分では何もしたくないと思うことは自然なことなのですが、
私達の体はそううまいことで来ておらず、より早く痛みから解放される、より早く良くなる為には
自分の力を使うしかありません。

初めに動かしたときは痛みも強いかもしれませんが、
そのまま「無理しない程度」で動かしていくと動かすたびに痛みは弱くなっていくはずです。
(痛みが強くなるようだったら動かすのはやめて安静にしていてください。)

痛みは嫌なものですが、私たちの体に起きている異常を知らせてくれる重要なサインです。
あまり臆病にならず、そのサイン(痛み)が何を意味しているのかしっかり見極めましょう。




2016/8/23 NO,210

「睡眠」

オリンピックも閉会式を迎え、嵐のように過ぎ去ったと思ったら今度は本当の嵐到来。
いっぺんに3つの台風が日本近辺に出来、日本に上陸・北上していきました。

オリンピックの時は夜中にやっていたので睡眠不足になった方も多いと思いますが、
今度は台風がもたらした湿度と温度の上昇により眠れない。
暑いからエアコンをつければ鼻風邪をひくなどという悪循環も。

八月もお盆を過ぎ、体の疲れがピークに達し始めています。
こんな時期にしっかりとした睡眠をとらなければ、体の疲れが回復せず、
免疫力が落ち、風邪をひきやすくなったり、
筋肉に疲れがたまり不意の瞬間に思い通り動かず、思わぬ怪我をしてしまうことも。

その為に睡眠はとても重要なのですが、何も夜寝るだけが睡眠ではありません。
夜眠れなくても、もしお昼寝する時間があるのであれば昼でも寝てください。
出来れば1時間ぐらいのお昼寝が理想ですが、出来る限りの時間でかまいません。

お昼寝を少しでもするかしないかでは体に大きな違いがでます。
昼間の暑い時間、電気を消してエアコンを風が当たらないようにつけ、寝てみてください。

かなりスッキリし、元気が出てきます。




2016/8/20 NO,209

日本人の勝利 男子4×100メートルリレー銀メダル獲得!!

先日「日本人の戦い」と題し、日本陸上の世界への挑戦を書きましたが、
今日、ついにやってくれました!!
男子4×100メートルリレー、アメリカを抑えアジア記録を更新し、堂々の銀メダル獲得!!

ボルト率いるジャマイカとガトリン率いるアメリカに臆することなく正々堂々と渡り合い、
アンカー、ケンブリッジ君にバトンが渡った時なんと1位。

史上最速のボルトには、歯がたちませんでしたが日本が陸上短距離で世界に勝利した瞬間でした。

今までどれほど多くの方たちがこれを夢見て、しかし現実の壁の高さに打ちのめされ、
それでも諦めず挑戦し続けた結果だと思うと、うれしくて涙がこみ上げてきました。

山縣君、飯塚君、桐生君、ケンブリッジ君
よく頑張ってくれました!!  本当におめでとうございます。

そして今まで日本の陸上界を引っ張ってくれてきた全ての方に
ありがとうございます。そしておめでとうございます。

今日、日本陸上界は大きな一歩を踏みました。
しかしこの一歩はゴールではありません。更なる上を目指しこれからもがんばってください。

おめでとう!!




2016/8/16 NO,208

「日本人の戦い」

オリンピックで楽しみにしていた陸上競技が始まり、
毎日世界中の選手の素晴らしいパフォーマンスに歓喜しています。

しかし、今回の大会に限らず、世界規模の陸上競技大会を見ると、
歓喜と共に悔しさがこみ上げてきます。

陸上競技は、「走る(歩く)・跳ぶ・投げる」というような人体において最も基本的な運動(動作)を
競う競技なので五体満足な方であればだれもが一度はやったことがあると思います。

そのほとんどの方がやったことのある中で陸上競技を選んだものたちは
少しでも速くなる為に、少しでも遠く・高く跳ぶ為に、少しでも遠くへ投げる為に
毎日一般の方の想像を超えるような練習を行い、
記録を突破し、より大きな舞台へ立つことが出来ます。
その頂点がオリンピックなどの世界大会になるのですが、
日本国内の大会では見えてこないものが、世界大会でははっきりしてきます。

そのはっきりしてくることとは日本人と海外の選手における体格差です。

日本の中では体格・体型にさほど違和感は感じないので、人よりも上の記録を出すには
人よりも多くの努力が必要不可欠になります。
しかし、海外の選手を見ると日本人とは腰の高さ、足の長さ、筋肉のつき方、柔軟性が
明らかに違い、努力では負けてないはずなのに足元にも及ばない結果になってしまうのです。

世界大会でそんな日本人が海外の選手に大差をつけられることが悔しくてたまらないのです。

ではこのまま負け続けるのか、DNAには勝てないから努力は無駄なのかというとそんなことはありません。

物には必ずメリット・デメリットがあります。多くの先人たちが日本人のメリットを生かし、
いかにデメリットを埋めるか思案してくれてきたおかげで、少しずつですが世界との差は縮まりつつあります。
今はまだ悔しい思いをするかもしれませんが、いずれ世界と同等に戦える日が来ることを信じます。

がんばれ!!日本陸上!!



2016/8/9 NO,207

「開幕・リオオリンピック」

始まる前から治安や設備の問題が摂りだたされていたリオ五輪がついに開幕しました。
問題はいろいろあるかもしれませんが、選手達には皆がんばってもらいたいです。

今までに真剣に何かのスポーツに取り組んだことがある方は判ると思いますが、
メダルを取る以前に、オリンピックの舞台に立つこと自体がすごいことであって、
ましてメダル獲得となると金・銀・銅に関係なく大偉業です。

それはどの競技も同じであって、たとえ日頃あまり関心のない競技・種目であっても、
オリンピックだからこそ見て、例えルールがあまりわからなくても一生懸命応援し、
一つの勝利を同じ日本人として大いに喜べる、また負けたとしてもその努力をたたえられるのだと思います。

今回の舞台であるブラジル・リオは、日本の真裏といえる場所にある為、日本との時差が12時間。
完全に昼夜逆転状態なので、深夜・早朝にメダルに関わる試合を行っていることが多々です。
そうするとなかなかLIVEでは見ることが出来ませんが、今日はたまたま早朝にトイレに行きたくなり
そのついでにテレビをつけてみると、柔道の大野選手の金メダル獲得の瞬間と、
体操男子団体の金メダル獲得を見ることが出来、朝からテンションが上がってしまいました。

私が好きな陸上競技は、これから始まりますが、メダル獲得はなかなか難しいかもしれません。
しかし一生懸命応援させてもらい、楽しみたいと思います。

がんばれ!! 日本!!




2016/8/2 NO,206

「夏の麺類、多用は禁物」

子供たちも夏休みに入り、先週ながかった梅雨もやっとあけ、いよいよ8月に突入しました。
梅雨が明けた途端夏らしい暑さと時折くる雷雨。
こうなってくると食欲もあまり出ず、麺類で簡単に済ます機会も増えてくると思います。

我が家でもそうめんを筆頭にインスタントラーメンや焼きそば、うどんなど食べることが増えてきました。
しかし、手軽にさっぱり食べられるからこそ、栄養のバランスも崩れがちになります。
麺類単体で食べるのではなく、出来るだけ具材も付け合せましょう。
どうしてもそれがめんどくさければできるだけ卵や納豆など栄養価の高い食品をお供にしてください。

暑いから食欲が出ない→さっぱりしたものを食べる→栄養にバランスが崩れる→夏バテする→食欲がなくなる
このような負の連鎖に入ってしまうと、体調を崩し、治りにくい夏風邪をひいてしまうことも。

夏だからこそしっかりモリモリ食べて元気良く乗り切りましょう!!




2016/7/26 NO,205

「ポケモンGO」

先週から世界でいち早く話題になっていた「ポケモンGO」がついに日本でも配信を開始しました。
皆さんの中にもすでにダウンロードしてやられている方がいらっしゃるのではないでしょうか?

私はというと「ポケモンGO」どころか、その前に携帯すら持っておらず、
どんどん時代に取り残されていってます。
そんな私でもインターネットはやっていて、このポケモンGOも海外で人気になっているのは知っていましたが、
その人気が本当のものなのか半信半疑でいました。
しかしその後の任天堂株の異常といえる上昇を見て本物なんだなと確信しました。

そんなポケモンGOですが、そのゲームの面白さとは裏腹に、
多くの問題も抱えているという報道が連日されています。
このままいくとポケモン禁止などと言われそうな気がしなくもないですが・・・

この仕事をやっているといろいろな相談を受けます。
その中にTVでやってるあの商品はどうなのとか、
今こういう健康グッズを使っているんだけどどうかしらとかいう質問がありますが、
私はすべての道具に善悪はなく、その道具をどういうふうに使うかが大切だと思っているので、
その道具のベストな使い方を一緒に考えるようにしています。

ポケモンGOもそれ自体に良い悪いはなく、それをプレイする人それぞれの意識の問題だと思います。
せっかくこれだけ多くの方が楽しめるゲームです。
周りの迷惑になっていないか、社会的なルールは守れているか、自分勝手な行動をしていないかなど
みんなが意識して楽しむことが出来ればいいと思います。





2016/7/19 NO,204

「カロリー」

体を触るといろいろなことがわかります。
カロリーもその一つで、炭水化物が足りてないなーとか、たんぱく質や脂質をもっと摂ったほうがいいなーとか、
特定の部位を触ったり、掌の感触から伝わってきます。

カロリーとは炭水化物・脂質・タンパク質を指しますが重要なことが、
見た目が痩せているから、太っているから「カロリー」が多いか少ないのかがわかるのではなく、
触診することやそれから派生する問診によって炭水化物・脂質・タンパク質が
個別に足りているか足りてないかがわかるという事実です。

これは決して私か特別な力を持っているからわかるということではなく、
炭水化物も脂質もタンパク質も人体のエネルギー源となる「カロリー」に変わりはないのですが、
その働きがそれぞれ違うということなのです。

これは燃料に置き換えると分かりやすいのですが、
燃料にはガソリンや軽油、灯油などがあります。どれも燃料には変わりないのですが、
それぞれに使用用途があり、代用は効きません。
ガソリン車にガソリンが高いからと言って軽油や灯油を入れても走りませんし、最悪壊れてしまいます。

しかし、これがカロリーになるとひとくくりに考えられやすく、
炭水化物摂りたくないからタンパク質大目に摂ればいいやとか、
他でカロリーとれてるから脂質は取らなくていいやとかをやっている方が非常に多く、
その結果体に大きなダメージを抱えてしまい、それが触診するだけでわかるほど
体に変化をもたらしてしまうのです。

安易な考えによる行為が取り返しのつかないことになる可能性もあります。
炭水化物もタンパク質も脂質も米や野菜や肉、魚もバランスよくまんべんなく食べることが、
体の健康を保つ手っ取り早い方法です。
故意に偏らせるのは言語道断、出来るだけ偏らないように頑張りましょう。



2016/7/12 NO,203

塩分、摂れていますか?

まだ梅雨も明けず、蒸し暑い日が続いています。
日によって気温は35度を超えることもあり、熱中症にならない為にこまめな水分補給が必要になります。
しかしこの水分補給、気を付けなければならないのが水分を飲むことを目的としているのではなく、
体に十分な水分を吸収させなければいけないということです。

人体は水分を摂った分だけ吸収できるようには出来ていません。それがたとえ人体に水分が足りない状態にあってもです。
人体が水分を吸収するには塩分が必要になり、十分な塩分も摂取しなければ体は塩分濃度(ナトリウム濃度)が
低下してしまうため水分が吸収できず、下痢などを引き起こしさらなる脱水になる可能性があるのです。

一般的には「塩分の取りすぎは体に毒」という考えが定着しているため、間違った解釈をし、
塩分は取らなければとらないほど身体に良いと思われがちな一面がありますが、
あくまでも摂りすぎは体に毒というだけで、必要量を取らなくては体の健康を害することになります。

そして日本人の体は、海に囲まれた島国(魚や海藻を良く食べる)であることや
はっきりとした四季(食べ物がない季節は塩蔵などにより保存)があること、
独特な食文化(醤油や味噌)などにより古来から塩分を多く取ってきたことで
外国の方に比べ塩分に対しての許容量が多く出来ているのです。
しかしだからと言って気にせず塩分を摂っていいということではありません。

塩分摂取で気をつけなければならないことは、まず「お菓子から塩分は取らない」です。
特にスナック菓子などは大量の塩分が使われているため塩分の過剰摂取につながります。
よって必要な塩分は食事からとります。食事の中からとる一番理想的な献立が味噌汁です。
一日最低でも一杯の味噌汁をのむことで塩分だけではなく、栄養のバランスもとりやすくなるのです。
それにプラスして大量に汗をかいた時にはスポーツ飲料などで水分・塩分補給をすることが理想的です。

日本には先ほど書いたように四季があります。水分や塩分、さらに栄養摂取は一年中同じでいいということはありません。
その季節その状況に合わせた摂取を考えてみるといいかもしれません。





2016/7/5 NO,202

ストレッチの重要性

今回はストレッチについて書いてみたいと思います。
ストレッチは誰でも一度は経験したことがあるほどほとんど全てのスポーツや運動、
多くの体操などに組み込まれている体を動かす為に必要な基本的な動作です。
それほどポピュラーなものですが、皆さんストレッチをやる必要性や、
ストレッチがもたらす人体へのメリットをどれだけ理解しているでしょうか。

私は昔、陸上競技を通してストレッチに触れていましたが、その頃のストレッチの認識は
パホーマンスを向上させるための一つの手段。というものでした。
あくまでも一つの手段という認識だったので、地味で辛いストレッチじゃなくても
ほかの練習で賄えば十分と考えていてストレッチをおろそかにしていました。
それにより怪我が絶えない競技人生でした。

そして今、人体に携わる仕事を通し、ストレッチが体に及ぼす影響の重要性を知り、
大きく後悔し、現役の競技者が私と同じ失敗をしないように伝えています。

確かにストレッチの重要性として先ほどあげたように柔軟性を向上することで関節の可動範囲が広がり、
パホーマンスを向上することもできますがパホーマンスの向上はそれ以外でもできます。

しかし、ストレッチでしか補えないいくつかのことがあるのです。
基本的に柔軟性に関係するのは筋肉・筋(スジ)・靭帯・動脈です。
関節はそれらがどれだけ締め付けるかによって硬さが決まってきます。

その中でまず筋肉ですが、筋肉はいろいろな衝撃を吸収しダメージを軽減する役割があります
筋肉に充分な柔軟性があるとゴムのように衝撃を吸収してくれるのですが、
筋肉が硬ければガラスと同じように吸収せず壊れてしまい、
肉離れや疲労骨折などの怪我をしやすくなるのです。

そして筋や靭帯ですが、これらは関節可動域に大きく関係し、
柔軟性が十分にないと意図しない動作や咄嗟な動作(転びそうになったり何かを踏んづけたり押されたり等)
の時に対応することが出来ず、捻挫や骨折、関節を痛めてしまいやすいのです。

最後に動脈ですが、ストレッチを怠る(体が硬い)と動脈が硬化し十分な血液を体中に運ぶことが出来ず
筋肉が本来の力を発揮することが出来なくなります。さらに静脈は周りの筋肉の伸縮によって流れる為、
柔軟性がなく伸縮が小さいと充分に流れず、疲れやダメージがなかなか回復できなくなってしまうのです。

怪我で練習が出来なかったり、疲れやダメージが残ったままでは
本来の力を発揮することが出来ず競技者としては致命的です。
もちろん競技者ではなくともいつまでも健康で自分のことを自分でやり続けるには
ストレッチは重要なものになります。

地味で辛いストレッチですが、最高のパホーマンスをする為に、またいつまでも元気でいる為に
前向きに取り組んでいきましょう!!




2016/6/28 NO,201

疲労回復・健康になる入浴法

毎日湿度が高く、ムシムシする日が続いています。
そんな中で皆さんのお風呂事情はどうなっているでしょうか?

お風呂につかると、せっかくさっぱりしてもまた汗だくになってしまうので
暑い時期はシャワーだけという方も多いと思います。
しかし、湯船につかるということは、体の疲労回復・健康にとても重要な要素になるのです。

湯船につかるか、シャワーで済ますかによって変わってくる要素は大きく分けて二つになります。
一つが温まり方で、もう一つが水圧です。

まずシャワーですが温まり方はシャワーの当たっている一部分になるので全体が温まることはありません。
そして水圧はこれも当っている一部分になりその力も小さいものになります。
そして湯船につかった場合は、全体を温めることが出来、
水圧も湯につかっている部分全てで受けることが出来ます。

ということは、湯船につかるほうがシャワーに比べ全身を温め水圧を受けることで
体全体の血流が良くなり、それにより健康・疲労回復になる効果が得られるのです。

では一番健康・疲労回復に適したお風呂の入り方はどんな入り方でしょうか?
まず温度ですが、温度は自分が一番心地いいと思える温度(好みの温度)を選んでください。
次に入り方ですが、あごの先端が湯船につくように体全体を湯船に沈めます
そして一番重要になる時間ですが、額から汗が「にじむ」まで浸かってください。
汗が垂れるではなく、にじむまでです。熱めが好きな方は3分から5分位になると思いますし、
40℃くらいが好きな方は7分から10分位。ぬるめが好きな方はそれ相応の時間となるとおもいます。

以上の入浴法が健康・疲労回復に一番適した入り方になります。
最近疲れがなかなか抜けないなーと思ったら、是非シャワーではなく、湯船につかってみてください。




2016/6/21 NO,200

「梅雨」

今まさに梅雨真っ只中です。
天気は毎日不安定で、気温は高い。
それでもじっとしている分には汗もかかずに過ごせるのですが、
ちょっと動けば湿度も高いので汗が滝のように流れます。

こんな時期は、じっとしていると暑さも感じずらいので水分摂取が滞りがちになり、
その割には温度は高いので身体から水分が蒸発しやすいことで、
脱水状態になりやすくなります。
脱水状態により体がだるくなることに加え、多湿による不快感が自律神経を乱し
体調を崩しやすくなってしまうのです。

こんな時期に良いものが「温かいお茶」です。
この時期、水分摂取に冷たい飲み物を選ぶと内臓を冷やしすぎてしまいさらに調子を崩しかねません。
そこで温かいお茶です。温かければ一口づつしか飲めないので水分補給にも都合がよく、
内臓へのダメージにもなりません。
さらにお茶の中に入っている栄養素が身体の調子を整えやすくしてくれるのです。
少し調子が優れないなーと思うときは、是非温かいお茶を飲むようにしてみてください。

そして晴れた日には足の裏を日光浴です。
日光浴(特に足の裏)をすると体内でビタミンD群が作られ自律神経のバランスが整い、
元気が湧いてくるのです。

今年の梅雨は温かいお茶と日光浴で乗り越えましょう!!




2016/6/14 NO,199

未来のメダリスト

先日、生まれた時から付き合いのある患者さんのお子さんが来て、
「先生、俺陸上部に入ることにした。」と話してくれました。

その子は小学生なのですが、その小学校では期間限定で男子はサッカー部、水泳部、陸上部を開設し、
やりたければすべての部活に入ることが出来ます。(もちろん入らなくてもOK)
部活は4年生からで、その子も4年生。

部活動は4月からサッカー部が始まり、それが終わるとともに陸上部。
そして陸上部とかぶりながら水泳部が始まり7月末に大会。
陸上部は夏休みを超え10月に大会があり部活動の終了となります。

ずっとその子を見てきましたが、優しい性格でお世辞にも運動が得意とは言えません。
4年生になって部活動どうするのかなーと思っていましたが、
「速く走ったり、サッカーうまくなったり、強くなりたいからサッカー部はいる」
ということでサッカー部に入部。しかし、ちょくちょく話を聞いてみると
4年生はほとんどボールには触らせてもらえず、筋トレなどの基礎トレーニングがほとんど。
それじゃ嫌になっちゃうかなーと思っていましたが、練習することで体が強くなる喜びを覚え、
一生懸命やっていたみたいです。すると今まで走りで勝てなかった友達に運動会で勝つことが出来、
ものすごく喜んでいました。しかし、部活はやはりつらかったのか陸上部はやめておくといっていたのですが、
先日「先生、俺陸上部に入ることにした。」と言ってきたのです。

話を聞いてみると、運動会で抜くことが出来た子が抜かれたことが悔しかったらしく、
陸上部に入ることにしたそうです。このままではまた負けてしまうと思い自分も陸上部に入ることにしたそうです。
苦手なことをやるのは人の何倍も大変だし、精神的にもつらいと思います。
相手の子もどっこいどっこいなのであまり運動が得意というわけではないと思います。
しかし、今そんな二人が一人では厳しい壁をライバル(親友)として共に登っていこうとしている姿に心打たれました。

どんなに努力をしても届かないことはあります。しかしそれに近いところにまではいくことが出来ます。
その子にもそれを話し、そのうえで短距離が早くなりたいということだったので
短距離が早くなるための練習法を教えました。
これからも二人、切磋琢磨し、より早く・より強くなってもらいたいです。

がんばれ!!未来のメダリスト!!





2016/6/7 NO,198

「大切なこと」

整体を学び、開業したばかりのころは少しでも多くの患者さんを
私の力でよくしてあげようと思っていましたが、
より多くの患者さんたちと対峙し、人体を学べば学ぶほど
私の力で患者さんが良くなっているのではなく、患者さんは自身の力でよくなっている、
私がやっていることは患者さんの状態を良くしていることではなく、
患者さんが自身の力でよくなるためのお手伝いだということに気づきました。

それに気づくまでは技術力の向上を常に考えていましたが、
大切なのは技術より知識でその知識を患者さんに伝え患者さんの意識改革を行い、
患者さん自身になにが薬でなにが毒かということをはっきり認識させること
私の一番の仕事と思うようになり、多くのことを学びその知識を皆さんに提供してきました。

なので、患者さんに「先生のおかげですぐよくなったよ」と言われると、
実際は私の力ではなく、患者さん自身の力でよくなっているので
なんとなく申し訳ない気がしてしまいます。
そして患者さん自身の力でよくなるということは、
その逆の同じことをやってもなかなか良くならないということもあり、
なぜかその時は自分の力不足を感じてしまいます。

どちらに転んでもスッキリしない感じですが、そんな中でとてもうれしい瞬間があります。
それは私が患者さんに伝えた知識を患者さん自身が周りの人に伝えてくれている時です。
それは患者さんにしっかり知識が伝わり、その知識が新たな常識になっているということだからです。

これからも同じことを何度もいい、知識が新たな常識になってくれるように頑張っていきます。





2016/5/31 NO,197

「祝・成人」

5月31日。今日で長男が二十歳になりました。
成人になることで多くのことが出来るようになりますが、
それはこれから多くの責任を背負い生きなければならないということでもあります。
酒やたばこが正々堂々と飲めるだけではなく、
これから自分が背負う成人としての責任を考え行動してもらいたいです。

とはいうものの、私自身は成人したからとか、20歳の誕生日を迎えたからとかで
大きな変化はあまりなく、ただ単純に歳をとったな位の感じしかありませんでした。

それというのも私達が若かった頃は今ほど未成年に厳しくなく、
社会全体が寛容で未成年であっても酒もたばこも買うことが出来ましたし、
本当はダメなんだけど位で居酒屋やパチンコ店にも
店員さんが見てみぬふりをしていてくれ出入りすることが出来ました。

そんな時代だったので二十歳になったから改めてやるということもなく、
(興味あることはすでにやっていたし、興味がなければ二十歳関係なくやらない。)
いつもの誕生日とあまり変わらなかったのです。

しかし、社会人としての一歩を踏み出したときは、多くの変化を感じました。
今まで家族や社会にどれほど守られてきたか。
成人としての責任とはどういうことなのか。
自由とはどういうことなのか。
それらに否が大なく直面し戸惑い、悩み、考え、一つ一つ乗り越えてきたように思います。
まだまだ超えるべき問題は多くありますが
これからも家族力を合わせ一つ一つ超えていきたいと思います。

成人おめでとう!!



2016/5/25 NO,196

「古傷と鬼門」

本来であれば、昨日更新するはずだったのですが、
恥ずかしながら一昨日ぎっくり腰になってしまい、一日横になっていたので更新が遅れてしまいました。

私は小・中・高校と陸上(幅跳びと三段跳び)をやっており、
特に高校では強くなりたい一心でかなり無茶苦茶な練習もしていました。
さらに当時は今のように人体に対する知識もなかったため、
アップやダウンも適当にこなし、ストレッチをしっかりやることもありませんでした。

その結果、体はボロボロになり常にひどい腰痛持ち。
この腰痛は陸上をやめてからも治らず、最終的に椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛で
右足を引きずるようになり、夜は痛みと疼きで眠れなくなっていました。
(しかしこれがきっかけでこの世界に入ったのですが・・・。)

今では人体に対する知識と技術を身につけたことで腰の状態もすっかり良くなったのですが、
鬼門なのかなぜか「5月」になると古傷の調子が悪くなり、5月にぎっくり腰になる確率が高く、
いろいろ功を奏しても防ぐことが出来ません。
防ぐことはできないのですがそのかわりに治りも異常に早く、
今回も一日半で寝返りを打つのも苦痛の状態から施術を行えるまでに回復しました。

今、多くのスポーツ・部活動がシーズン中なので、学生たちからいろいろな質問を受けます。
そんな中でみんなに知ってもらいたいことが私のようにならない為に、
怪我をしてからのことを考えるのではなく、怪我をしないようにすることを考える。
強くなりたいのであれば、体を回復させる練習をしっかり行い、
怪我で練習出来ない時間をつくらない。ということです。

若い時代は回復も早く、ストレッチやアップ・ダウンがおろそかになりがちです。
これからもこれらの大切さを訴えていきたいと思います。 





2016/5/17 NO,195

「急な寒さにご用心」

今日は朝から雨が降っています。
この時期は夏日どころか所によっては30度を超える真夏日になることもありますが、
その気温の割には湿度が低く心地よく感じる為、
最近ではこの時期に運動会を行うところも多いようです。

身なりもすっかり夏仕様になってこのまま夏に突入という感じですが、
まだ夏の前に「梅雨」があります。

今日もそうですが、晴れれば確かに暑いくらいでも、
雨や曇りの日はびっくりするぐらい寒くなることも。
そんな中、勇み足で長袖やちょっとした羽織るものまでしまってしまうと
調子を崩したり風邪をひいてしまうこともあります。
いつでも着れるように1,2着はまだしまわずにおいてください。

そして、梅雨時期に気を付けなければならないもう一つのことが
食中毒です。
食べ物はできるだけ毎食作り立てを食べきるようにし、
残してしまったもはできるだけ早く冷蔵庫に入れ、
食べるときに少しでも味がおかしかったら残念ですが捨ててください。

食べ物に対しては「もったいない」という気持ちが仇となり、
大変なことにつながりやすいです。

味がおかしかったらそれはもう食べ物ではなく「毒」だと思ってください。
今年のはどんな梅雨になるかわかりませんが、
気を付けることを気をつけて健康に楽しく過ごしましょう!!




2016/5/10 NO,194

「子供の食事Q&A」

皆さん、ゴールデンウイークはどのように過ごされたでしょうか?
整体院は暦通り営業しましたが、お休みでいつもよりお子さんと一緒にいた時間が多かったせいか
お子さんの食事に関する質問をたくさん受けました。
好き嫌いや食べる順番、食事の量などについてです。

まず好き嫌いについてですが、ニンジンやネギ、ピーマンなどの単品でしたら問題ありません。
例えばカレーのにんじんは嫌いでもミートソーススパゲッティー(にんじんたっぷり)は好きだったり
炒め物の玉ねぎは嫌いでもハンバーグは好きだったりと、知らず知らずのうちに食べてることが多かったりします。
ピーマンを食べなかったとしてもピーマンに含まれている栄養素はほかの食材で十分まかなえます。
好き嫌いで大切なことは無理やり食べさせようとしてトラウマを与えるのではなく、
出来るだけいろいろな料理を食べさせることです。
料理の「味」には素材の味ももちろんありますが、調味料による味付けも重要なポイントになります。
素材の味が好きではなくても全体の味が好きなことで食べれることも多いのです。

次に食べる順番の偏りですが、最初にご飯だけ食べちゃったり、おかずだけ先に食べてしまうというものです。
これに対してまず好ましいことは、食べ始めと食べ終わりでは消化器系の吸収力が変わる為、
三角食べ(ご飯・おかず・味噌汁)でバランスよく食事全体の栄養素を吸収することです。
先にご飯やおかずだけ先に食べてしまうと同じ量を食べていても必要以上に栄養を摂りすぎたり、
逆に摂れなかったりすることで体型や体調に深刻な問題を抱えることになりかねません。
対策としては、まずその食べ方がどういう結果を招くのかを説明することです。
そしてご飯を先に食べてしまう場合は、ご飯(炭水化物)に味付けをしないことです。
ご飯単体では塩味がないので飲み込みにくくおかずを食べやすいですが、
ふりかけや塩、納豆、卵かけ(醤油)などで塩分があるとおかずがなくても食べれてしまうのです。
ある程度順番に食べる癖がつくまで、控えてみてください。
おかずを先に食べてしまう場合は、カレーライスやスパゲッティー、丼ものなど単品料理が多いか、
味噌汁の登場回数が少ない食卓に多く見受けられるようです。
単品料理のときもそれだけではなくサラダなどの付け合せを用意してみてください。
ご飯を食べるときに汁物がないと飲み込みにくく自然とおかずばかりに手が行きがちになります。
インスタントでも構わないので汁物を用意してみてください。

最後に食べる量が少ない場合は、まず食事の回数に気を付けます。食事の回数は年齢とともに変わり、
小学生くらいでは4回(朝・昼・おやつ・夕)が理想です。それ以下では
エネルギーが持ち辛く、それ以上で一回の食事量が少なくなります。
次におやつ(お菓子)の量です。お菓子をあまり食べすぎてしまうとそれで満腹になりやはり食事量が減ります。
おやつはあくまでも食事までのつなぎなのでメインにならないようにしてみてください。
そして食卓の環境です。テレビを見ながら・ゲームをやりながら・遊びながらなど「ながら食べ」
なってしまうと脳が味を感じるよりもそちらに意識が行ってしまい食事を忘れてしまいます。
しかし、家族で会話しながら食べることは食べてる相手を見ることにより食べることを思い出すので
問題ありません。「ながら食べ」になってないか、みんなで食べているか気を付けてみてください。

いろいろ書きましたが大切なことはすべてを完ぺきに行うことではなく、
出来ることから無理せずやっていくことです。負担にならない程度でやってみてください。





2016/4/26 NO,193

「ゴールデンウイーク」

今年も早いものでもうゴールデンウイークです。
今年は珍しく5月の3・4・5が週のど真ん中に当たり、
2日か6日に休みを取らないと長期休暇にはならないので、
遠出をするよりも近場で楽しむ方のほうが多いのでしょうか。

私達は昨日友人から連絡があり、毎年恒例のバーベキューを行うことが決まりました。
先日、桜が満開の時に少し大きめの空き缶を改造して簡易七輪をつくり、
焼き鳥やサンマ、イカなどを炭火で焼いたら想像以上においしかったので、
今回は「炭火で焼き鳥」メインで他にもいろいろ焼いてみたいと思います。

また、ゴールデンウイークや連休などはいつもと違った日常になりやすく、
いつも以上に体が疲れがちになります。

しかし、出先や休みを満喫している時は気が張っていたりするので疲れに気づかず、
後から疲れが一気に噴き出し体調を崩すことが良くあります。

休みの思い出を楽しいものにするために、体調を崩す前に疲れをしっかり取りましょう!!

天気が崩れませんように。




2016/4/19 NO,192

「エコノミー症候群」

先週発生した九州・熊本の地震はいまだ大きな余震を繰り返し被害が拡大しています。
そんな中、今日もラジオで被害状況を聴いているとついに危惧していたことが起きてしまいました。
エコノミー症候群による死者です。

エコノミー症候群とは長時間関節を動かさないことで血液の流れが滞り、
血液の塊ができ、次に体を動かしたときに塊が流れ出し、
血管を詰まらせ最悪死に至ることのある症状です。

被災地では十分な水分補給もままならない為血液が濃くなりやすいうえ、
多くのものを一瞬で失ってしまった虚脱感、死を感じるほどの恐怖感、先の見えない未来への絶望感
などにより活力や元気が失われ、避難所や車の中から動きたくない
もう何もしたくないと思うことも無理はないと思います。

しかし、それによりせっかく助かった命を無駄にしては絶対になりません。
今はただ先をみず、目の前のことを淡々とこなし、失った力を蓄えてください。
水を飲み、飯を食い、体を動かし、人と話し、眠る。
必ず新たな活力と希望が生まれてきます。

今回被害にあわなかった方たちも今の日本ではどこに住んでいても
いつこのような大きな災害に巻き込まれるかわかりません。

決して対岸の火事とわ思わず、明日は我が身とし、
エコノミー症候群のことを良く覚えておいてください。
救える命をみすみす失うことはありません。その為の知識です。






2016/4/12 NO,191

「体のシフトチェンジ」

最近暖かくなってきて寒さによる緊張がほぐれ、疲れがどっと出てきているのか
ぎっくり腰の患者さんや背中の痛みを訴える患者さんが増えています。

この時期のぎっくり腰や背中の痛みは、気候がいいせいで寝すぎてしまう(深い眠りになりやすい)
ことが原因でなってしまうこともあります。

割合規則正しい生活を送りやすい平日は大丈夫でも、休みの日にいつもとは差がありすぎる生活を
送ってしまうとそれが引き金になり数日後ぎっくり腰になってしまうことも。

そうならないためにこの時期に必要なことが、体をまめに動かすとともにストレッチを行うことです。

冬の間固まってしまった体をゆっくり伸ばすようにストレッチしてあげると、
眠っていた体が目覚め、春夏用の活動的な体にシフトチェンジするのです。

寒い冬はもう終わりです。暖かい季節の体にチェンジし気持ちよく楽しみましょう。





2016/4/5 NO,190

「春、満開」

4月になり新年度のスタート。
気温も安定してあたたかくなり、そろそろ暖房器具もしまってもいいころあい。

桜は先日満開を迎え、めずらしく桜祭りと日にちがばっちりかぶり祭も大盛況。
子供たちも今日から新学年が始まり久々の登校と、春を感じることが満載です。

そんな中で今日、私がもうそんな時期かと春を感じる出来事が始まりました。
メダカの産卵です。

今朝メダカの水槽を見てみると数匹のおしりに卵がくっついていました。
これから7月ごろまで産卵は続きますが、大切に育てていきたいと思います。

また時期的に新しいことや新鮮なこと、初めての経験などが多くあるので、
どうしても気持ちが先立って仕舞いがちになりやすいです。
あまり気負いすぎて頑張ってしまうとうまく歯車がかみ合わず、
行き詰って失速してしまうことも。
これは自分自身の頑張りが自分の心と体を傷つけてしまうということです。

気楽に構え、力を少しセーブしていきましょう。
焦らずともまだ始まったばかり。まだまだ先は長いです。

PS.毎年恒例の桜満開の写真をUPします!!

 





2016/3/29 NO,189

「一つの終わりと一つの始まり」

3月も残りわずか。年度末ということもあり、皆さんの周りでもいろいろな区切りや別れ、
終わりなどがあるのではないでしょうか?

TBBもこの春、長い間続けてきた一つのことに終止符を打ちました。
どのようなことにしても一つのことを継続して長くやっていくには、
多くの人の協力が必要で、私達だけの力では成し得ません。

今まで多くの協力者のもと続けてこれたこと、
そして私達もたくさん勉強させてもらい、成長することが出来たことに
大変、感謝です。
本当に有り難うございました。

そして終わりがあるということは、始まりがあるということでもあります。
TBBは今、新たな場での活動が始まろうとしています。

皆さんの協力のもと得ることのできた知識と経験を生かし、
更なる飛躍にしたいと思います。

これからもTBBをどうぞよろしくお願いします!!




2016/3/22 NO,188

「桜開花」

先週、まだまだつぼみが小さく、今年は咲くのが遅くなるのではと書いたばかりでしたが、
開花予想通り、昨日数輪の桜が咲いていました。

開花予想、さすがです。

このまま暖かくなれば今週末にはお花見が出来そうです。
しかし、桜。日本人にはほんとに特別な花だと改めて思いました。

桜の花を見ただけで、うれしく元気が湧いてきます。
このあと2週間ほど一年で一番いい時期になるので存分に楽しみたいと思います。

満開になった頃合を見計らって、写真もアップしたいと思います。



2016/3/15 NO,187

「三寒四温」

先週の頭に20度前後の暖かさになり、このまま春らしくなっていくのかな〜と思っていると、
次の日には最高気温が一桁。それからも雨が降ったり、風が強かったり、
前が見えないような濃い霧がかかったりと天気・気温が安定しません。

人体は食べ物や運動だけではなく、環境からも大きな影響を受けるので、
環境が安定しないと体調も安定しづらく、体調を崩しがちになります。

体調を保つために気温に合わせ、すぐに羽織れる服を用意して
細目に脱ぎ着するのはもちろんですが、規則正しい生活を送ることで生活環境を
安定させることもとても重要になります。気温が安定しないと休みの日ぐらいはゆっくり寝たいな〜
と思う気持ちは重々承知ですが、そのいつもと違う生活が体調を崩す原因になってしまうのです。

がんばって起きてしまえば、気持ちよく・体調良く一日を過ごすことが出来ると思います。
「寒さ暑さも彼岸まで」。もう来週はお彼岸です。気温もあと少しで安定してくると思います。
もう一息、体調に気を付けがんばりましょう!!

P・S
環境の影響を受けるのは人体ばかりではありません。
整体院の前は桜の並木になっているのですがつぼみが全然大きくならず、
開花予想では20日あたりが開花かもと言っていましたがとても間に合いそうにありません。
例年だとつぼみが十分大きくなり並木全体が濃いピンク色に見える時期なのですが…
今年は遅くなりそうです。



2016/3/8 NO,186

「健康に必要なこと?」

私がまだ整体院を開業したばかりのころ、どんなに施しても整体の技術だけでは
状態が良くならない患者さんが多く存在しました。

その頃は、自分は整体師だから整体が万能と思い込んでいた節があり、
整体の技術・知識でよくならない患者さんはある意味しょうがないのかなとあきらめそうになっていました。

そんな中である時、世の中には健康をうたっているものがとても多くあることに気づきました。
整体を含めた医学・民間医療や食べ物などの栄養、音楽やアロマなどによる癒し、
腸内細菌のバランス、空気や土壌、水質などの環境と、上げたらきりがないくらいです。

これら多くの健康に関することが、人体にどのように作用し、どの角度の健康をもたらすのかを
考え、まとめたものが「細胞活性学」でした。

人間は信じれば信じるほど視野が狭くなり、問題を解決するためのカギが足元にある
ことを気づかなくなってしまいます。

健康にいいことをいろいろやっていてもなかなか改善しないとき、
部屋の窓を開けて外の空気を入れ日向ぼっこをしてみてください。

今日みたいな部屋よりも外のほうが温かく、春のにおいをはこぶ心地よい風がある時は、
それだけで元気が湧き、健康になれるかもしれません。




2016/3/1 NO,185

「サイコロ」

皆さん誰しも今までに一度は「サイコロ」を振ったことがあると思います。
なので知っているとは思いますが、サイコロとは正方形で各面に●が1〜6個描かれていて、
1だけはになっています。この数字の並びには法則があり、表面と裏面を足すと「7」になるようになっています。
1の裏は6,2の裏は5,3の裏は4です。
そしてこれは皆さんあまり意識したことがないかもしれませんが、どんなに頑張っても、どの角度から見ても、
一度に3面までしか見ることが出来ません。

一度に3面しか見ることが出来なくても、皆さんはサイコロがどんなものか知っているので、
見えない残りの3面がどんな数になっているか実際に見なくてもわかると思います。
しかしその法則を知らない子供に、1,2,3が見えるサイコロと4,5,6が見えるようにしたサイコロを用意して
「どちらのほうが数の大きいサイコロでしょうか」と質問したら
みんな迷わず4,5,6のサイコロを選ぶと思います。

なぜこんなことを書くかというと、世の中これと同じことがありふれているからです。

私達は五感のうち視覚を最も信頼します。次は聴覚です。
なので、目で見たもの、見えたものの情報を重要視します。
そして世の中の物事はすべて裏表があり、サイコロと同じです。
目に見えた部分がすべてではなく、見えない裏の部分を持っています。
しかし視覚の情報を重視する為、見えた部分がその物事の全てと思い込みがちになっているのです。

メディアは間違ってはいないけれど違う角度から見た危険性には一切触れなかったり、
商売人は利益になると思われる角度のみを紹介することでビジネスとしたり、
世の中から、「間違っていることは言ってないから問題ないだろ」というような言い訳が聞こえてきそうです。

確かにそれでいいという考え方もあると思いますが、出来るだけ知りうる範囲の裏表を伝えないことで
不利益を被る方がいるのであれば、それは問題だと私は思います。

不利益を被らないために「サイコロ」を思い出してください。
炭水化物を摂らないと痩せるけど体調はどうなるのか、歩けば歩くほど本当に体はよくなるのか、
薬や防腐剤などの薬品は体に毒なのか、サイコロを思い出してみてください。

もしかしたらあなたが嫌いだったり苦手だったりする人や物事も少しだけ見方が変わるかもしれません。





2016/2/23 NO,184

「花粉症!?」

最近、雨が降るたびに少しずつ暖かく感じ、寒さも底をついたかのようです。
そんな中、朝起きてみると上あごがかゆい。
舌で少しかいてみるとめちゃくちゃ痒い。

あ〜もうそんな時期かと思ってしまいました。
そうです。花粉症です。

私は18歳で発症し、20代前半が一番つらかったと思います。
今は違うかもしれませんが、昔の花粉症の薬は、服用するとかなり眠たくなり、
仕事に支障をきたすので極力服用しないようにしていました。

涙は出る、くしゃみは出る、鼻水は自分の意思とは無関係に垂れてくるで
かなりつらい状態でしたが、20代後半になると毎年徐々に症状が楽になり、
今ではその年にもよりますが、ひどい年でも寝起きに喉がかゆかったりくしゃみが連発するぐらいで
かなり楽になりました。

薬にあまり頼らなかったのが良かったのか、何かのきっかけで耐性が付いたのか
なんで楽になってきたかはわかりませんが、
つらかった時に意識してやっていたことがあります。

それは水分をたくさん摂ることです。

ただでさえ鼻が詰まって頭が酸欠気味でボーとするのに、
涙や鼻水が沢山出るせいで脱水が進み、体全体がだるくなり、
眼を開けているのもつらくなってしまいます。

水分を摂ると余計鼻水が出て辛くなりそうですが、
でたぶんしっかり水分補給することで体のだるさが取れ、鼻が通り、
スッキリすることが出来ました。

花粉症自体が完全に治らなくても、いくらかでも楽になることが出来るのならば
試してみる価値はあると思います。
花粉症が辛い方、ぜひ「しっかり水分補給」試してみてください。





2016/2/16 NO,183

「インフルエンザ対策」


今、全国的にインフルエンザが猛威を振るっており、
今日の発表では患者数が164万人を超えたとのことでした。

皆さんもインフルエンザ対策はいろいろしているでしょうが、
それは本当に効果があるものでしょうか?

よくインフルエンザの対策として言われていることが、
うがい・手洗いをこまめにする、ウィルスを防ぐマスクをするといったウィルス自体を体に入れない方法や、
湿度を高くすることによりウィルスの毒性を無効化させる方法などだと思います。

このうち日常生活をしている中ではどんなにうがいをしても手洗いをしても、
性能のいいマスクをしても息をしている限りウィルスを体に入れないということは不可能です。
よってこれらのことをやっていてもインフルエンザの予防にはなりません。

インフルエンザ対策としては、湿度を高くすることによる毒性の無効化ということになるのですが、
いくら部屋の湿度を高く保っていても一歩部屋を出たら、外に出たら、
と考えると常に湿度の高い場所に居続けることはなかなか難しい事です。

しかし、湿度の高い状態を保ち続けることが出来なくてはインフルエンザ対策にはなりません。
この湿度の高い状態を保ち続けるためにその場所を狭く特定します。
その特定する場所とは「喉」です。

インフルエンザは喉を通って体内に感染します。
その喉や口の中を常に潤っている状態にすればインフルエンザは無効化されるのです。

その為に必要なことは、まず1時間に2〜3口の水分摂取。
水を飲むとともにウィルスも一緒に洗い流され、流されたウィルスは胃酸により完全無効化されます。

そして次に、ウィルスを防ぐためではなく湿度を保つためのマスク着用です。
これは湿度が保てればいいので、昔ながらの布のマスクでも全く問題ありません。
逆に目が細かすぎて息苦しさを感じるようなものではないほうがいいです。

先日は20度を超え、春一番が吹きました。
この乾燥や寒さももう一息です!!
無理なく出来ることをはじめて元気に乗り越えましょう。




2016/2/2 NO,182

「歩くとなんで健康になるの?」

今日は皆さんからは訳もなく「当たり前」感がありすぎて質問さえも来ない、
信仰にも似た、歩くことが健康の第一歩という考え方を切っていきたいと思います!!

そもそも歩くことが、どんな健康の部分につながるのでしょうか?
これは大きく分けて二つのことが考えられます。

一つ目は、骨に負荷をかけることによる骨密度の強化です。
骨はカルシウムなどの栄養だけを摂っていても強くはなりません。
骨を強くするためには材料になる栄養と強くなければならない環境が必要です。
強くなければならない環境とは、骨に負荷がかかる環境ということで、
足の骨で言うと立つ・歩く・走るなど自分の体重を足に掛けることがそれにあたります。

二つ目は、筋伸縮による血液循環の向上になります。
血管には動脈と静脈があり、全身の血液循環を良くするにはこの二つの血管の流れを
向上させる必要があります。

動脈は心臓のポンプアップにより流れるのでその流れを良くするには、
運動など力をつかうことで酸素を消費し、それを補うために心肺機能を上げればいいのです。
ここで言う運動の一つが「歩く」になります。

次に静脈ですが、静脈を流すにはまわりの筋肉が伸び縮みする必要があります。
この筋肉の伸縮がポンプアップとなり、静脈血を下から上へ持ち上げていくのです。

静脈血は末端から心臓に帰っていくのでこのポンプアップを最も必要とする場所が
ふくらはぎ(腓腹筋等)になります。この為、よくふくらはぎが第二の心臓とか呼ばれたりするのです。
そしてこのふくらはぎを動かすには足の指と足首を良く動かす必要があります。
歩くことにより足の指と足首を動かすことが出来、血液循環の向上になるのです。
さらに関節を動かすことで関節を使うのに必要な機能を保ち続けることが出来、
関節痛の予防・改善にもつながるのです。

ここまでなぜ歩くことが健康につながるかを書いてきましたが、皆さん気が付いたでしょうか?
そうです!!。一言も毎日10000歩歩けとは書いていません
健康になるのに10000という数字は必要ないのです。
もし10000歩という運動量が多かったり、関節をあまり使わない歩き方をしていれば、
健康を向上させるどころか、歩くことが人体にダメージとなり健康を害してしまうのです。

健康向上させるには、一日10000歩歩くのではなく、
歩くときはもちろん日頃から関節を良く動かし、
あまり動かず楽ばかりせずに、体に程よい負荷をかけることを心掛け生活することです。






2016/1/28 NO,181

炭水化物抜きダイエットってどうなの」3

今日で炭水化物抜きダイエット最終章になります。

炭水化物抜きダイエットという言葉があるぐらいなので、
炭水化物を抜くと体重が減るということは正しいのですが、
抜いたら減るので逆に摂ったら太ると思っていませんか?
もしそのような認識があるとしたらそれは間違いです!!

炭水化物は摂らなければ痩せますが、食べても太りません!!

なぜなのか?
まず、炭水化物はそのほとんどがブドウ糖に分解され
エネルギーとして使われてしまい、備蓄分にはほぼ回されません。

次に必要なエネルギー以上にたくさん食べてしまったときは、正常な健康状態であれば
沢山食べるということは満腹中枢の反応が遅れてしまっている、
それは早食いをしているということでよく噛まずに食べているということになります。
良く噛まずに口の中に留めておく時間が少なければ、唾液による分解が進まず
ブドウ糖として吸収される量は少なくなります。
これは食べるときにしっかり水分を摂りながらでも同じです。

では良く噛みながら食べたら?
満腹中枢が正常に反応するので満腹を感じてしまい沢山食べることが出来ません。

しかし、炭水化物を食べると太ってしまうという人は?

今現在、炭水化物が足りない食生活を送っていることにより、
エネルギー不足になり健康を害している。
この場合は、健康が維持できる状態にエネルギーが満ちると止まります。
女性の場合生理が止まるようなひどい痩せ方をしている方は体型もがっしりしますが、
そうでなければ必要な筋肉が付き代謝も上がるので、体重は増えても見た目は締まり、
太りづらい体質になります。

次に考えられることが、炭水化物で太るのではなく、
炭水化物と共にとっている脂質(油)の摂りすぎにより太る。
例えば毎朝パン食の方。パンは小麦が主材料ですが、
それ以外に多くのマーガリンやバターを使います。
そして食べるときはその上にさらにバターやマーガリン、ジャムなどをのせ、
付け合せはソーセージやベーコン、目玉焼き。
飲み物はミルクやクリーム・砂糖の入ったコーヒーや紅茶か牛乳。
といった具合に脂質(油分)を自然と多くとって仕舞いがちなのです。
かといってパン食がいけないというわけではありません。
パン食とは逆にお米を主食とした献立は脂質(油)の摂取量がかなり少ないので
毎日パンではなく、ところどころパンにするといいのです。

そして最後に考えられることは、食事の回数が多いです。
これは炭水化物に限ったことではありませんが、
食べ物が口に入ってから消化吸収され血糖値が正常に落ち着くまでに約3時間かかるといわれています。
この3時間、消化器系はしっかり働きます。
しかし、3時間開けずに食べ物が入ってくると消化器系は休むことが出来ず、
働きが落ち、血糖値も常に高い状態のままになり太りやすくなってしまいます。

よって体の為には、一日に食べる同じ量を回数を増やして少しづつ食べるより、
一度に食べる量を増やして回数を減らしてあげたほうがいいのです。

もし炭水化物を食べると太ってしまうという方は以上のことをチェックしてみてください。
これで「炭水化物抜きダイエットってどうなの」を終わりにします。

自律神経失調症の方や精神的に不安定な方は満腹中枢が正常に働かない可能性があります。







2016/1/27 NO,180

炭水化物抜きダイエットってどうなの」2

昨日は炭水化物抜きダイエットをやると痩せるということまで書きました。
しかしその「痩せる」が意味することは人体や健康にとってとても重要なことなのです。

昨日書いた通り、炭水化物は人体にっとって大きなエネルギー(カロリー)源になります。
そのエネルギーが入ってこなくなれば生命を維持するために何かで補わなければなりません。

補うためのエネルギーの源の一つが「他の食材」になります。
ほかの食材とはたんぱく質や脂質になりますが、これらは炭水化物のように
エネルギーとして使える為に必要な消化分解が簡単ではなく、
時間がかかり、炭水化物を分解するよりも臓器に負担を掛けます。

次のエネルギーを補うための源となるものが人体に蓄えられた筋肉と脂肪です。
しかし、ここで脂肪が十分に使われればいいのですが、
エネルギーに変換する工程が筋肉のほうが簡単なので、脂肪よりも先に筋肉が減っていきます。

そして、重要なことがこれでもエネルギーを完全に補うことはできないということです。


結果これ等のことが意味することとは、

・エネルギーが不足することにより脳の働きが低下。
・低体温(35度台)になり免疫力の低下。
・心臓を動かすためのエネルギーが不足することによる低血圧。
・臓器が回復しづらくなることによる機能低下と慢性的な疲労感。
・筋肉量が減り基礎代謝も落ちる為、痩せづらく太りやすい体質に。
・脂肪よりも質量の重い筋肉が細くなることによる体重減。
ということになるのです。

確かに体重は減るかもしれませんが、常にボ〜とし、体調は崩しやすく、
手足は冷え、肌や髪に艶がなくなり、皮膚は脂肪でたるむ。
およそ健康からはかけ離れる※1ダイエット。
その効果によりやめたらすぐリバウンドし、今まで以上に太る可能性のあるダイエット。
それが炭水化物抜き(糖質制限)ダイエットの真実です。

二日にわたり炭水化物抜きダイエットについて書いてきましたが、
炭水化物自体は人体にとって素晴らしい食材です。
よく炭水化物は太るもとのようなことを聞くことがありますが、
実は基本的に炭水化物は食べなければ体重が落ちますが、食べても太りません!!
明日このことについて書き、炭水化物抜きダイエットの最後としたいと思います。



※1糖尿病の方や慢性的に血糖値が高い方は生命維持に必要な優先順位が違うため当てはまりません。






2016/1/26 NO,179

炭水化物抜きダイエットってどうなの?」1

最近この質問を良く受けます。インターネットを見ていても、
炭水化物抜きダイエットはすごいという意見や、体を壊すからやめたほうがいいとか
賛否両論が飛び交い、何が真実なのかわかりづらくなっています。

なので今日はこの炭水化物抜きダイエットについて書いていきたいと思います。
まず、炭水化物抜きダイエットというぐらいなので炭水化物を知らなければなりません。
炭水化物とは、米・麦類の穀物や、イモ類などデンプン質を主とする食物です。
食べるとこのデンプン質が唾液と反応しブドウ糖となり体内に吸収されます。
そしてこの吸収されたブドウ糖は主に脳のエネルギーとして、
筋肉のエネルギー(グリコーゲン)として、
また体温を生み出すエネルギーとして使われます。

人体臓器の中でも脳の消費エネルギー(カロリー)量はトップで、
体温を生み出すために使われるエネルギー(カロリー)も
総消費量の7割を占める基礎代謝が一般男性1500キロcal一般女性で1200キロcal
と言われている中で、体温を1度上げるとおよそ基礎代謝量が13%(100キロcal前後)
上がるほど大きな消費をします。

こんな人体が日常生活を行う上で欠かせないエネルギーの源となる炭水化物(ブドウ糖)
を摂らなくなるとどうなるでしょう?

必要とする膨大なエネルギーを蓄えの中で何とか補わなければならないので、
結果,痩せます。
しかしこの痩せるということの意味することとははなんでしょうか?

この続きは長くなったので明日書きたいと思います。





2016/1/12 NO,178

今朝は、急激に気温が下がり、初雪がちらつきました。
本来であれば今の時期はこれぐらいの寒さが普通なんでしょうが、
エルニーニョにより今までかなり暖かかったので、
すごく寒く感じます。そういえば、今までこの陽気もあり
暖房器具もほとんどつけていませんでしたが、
今日は朝から暖房がついていても違和感をまるで感じませんでした。

日本にははっきりとした四季が存在し、生き物はその四季に順応しています。
これは私たち人間も同じで、その四季に合わせた体調づくりをします。
ということは、暑いときには暑さを、寒いときには寒さを感じなければ
体調が崩れやすくなってしまうのです。
かといって、常軌を逸した寒さや暑さに何も対策を練らなければ
体は正常を保つことが出来なくなります。

我慢しすぎず、しなさすぎずその中で四季を感じ季節を楽しみたいものです。


PS.昨日の1月11日は成人式でした。
私の姪も無事成人し、昨日晴れ姿を見せに来てくれました。
先日より久仁子先生に始めてもらったフェイスブックに写真を載せてありますので
そちらのほうもぜひ見てください。



2016/1/5 NO,177

新年、あけましておめでとうございます。
今年も皆さん、よろしくお願いします。

と、挨拶も済んだところで、2016・申年がスタートしました。
いやスタートしてしまった?というふうに感じてしまうのは私だけでしょうか?
年を取るからなのか年々時間の経つのが早く感じられ、
私としてはもう少しゆっくり進んでいきたいのに時間に追い立てられ、
無理くり走らされているようです。

私は、毎年年初めに抱負というか、今年の目標みたいなものを
自分の中だけでたてるのですが、あっという間に一年が過ぎてしまい、
納得いくような達成には至らず、新たな年を迎えるというとても中途半端な
状態でいることが近年多くなってきたように感じます。

ということなので今年は目標や抱負をたてるのをやめました。
やめてみると何となく今まで時間を無駄に使わなかったと感じる為や
成長した実感を得る為、それらが出来なかった時に感じる恐怖感から逃れる為に
自分自身に無理強いをさせていたように思えました。

実際には、あらためて目標を立てなくても毎日似たような全く違う一日を過ごすことで
確実に成長できているし、無駄になる時間は少しもないのです。
そして、自身に無理強いすることをやめることで
本当にやってみたいことが改めて浮かんできました。

今年は、否今年が過ぎてもこの「やってみたいこと」を焦らず、じっくり進めて完成させたいと思います。

今年一年が皆様にとって幸ある一年になりますように。








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