このページはフレーム対応のブラウザが必要です
こちらからお入り下さい
2012/10/10 NO,32
今まで細胞活性学についてかいてきましたが、今回が最終回となります。
これまでいろいろなことを書いてきましたが、人体は少なくともこのような多くの要素の上に成り立ち、
存在しています。
そして健康とは、これらの要素が細胞に与える影響をより多くの角度から検証して考え、
その中から細胞を活性、正常化する条件を見つけ、それらの要素が絡み合う因果関係を紐解き、
その上で導き出した答えを当てはめ、行動に移すことで得られるものなのです。
人体とは、とても広く深いものの様な気がします。
その人体を完全に解明することは難しいかもしれませんが、
これからも研究をつづけ、一歩でもそれに近づけるよう努力していきたいです。
TBB代表 杉浦 善之
2012/10/2 NO,31
今回は、生活環境におけるもう一つの要素である対人的要素についてかいていきたいと思います。
対人的要素とは、人の本質に対しての対人関係になり、
自身に対して周りの人が本質的にどのような力関係になるかというものです。
この力関係を知るために、相手に対して自分がどの様な位置付けになるかを、
4つのタイプに分け考えます。
その4つのタイプとは、
・影響を与える+
・影響を与える−
・影響を受ける+
・影響を受ける−
の4つになります。
まず、この+と−は、プラスが人格的に陽気・朗らか・元気ハツラツ・プラス思考の状態にあることで、
マイナスが、物静か・知的・病弱・マイナス思考にある状態にあることをさし、
その力が自分にとってより大きければ影響を受ける側になり、
より小さければ、影響を与える側になります。
日常的な対人関係が、すべてこれにのっとることができていれば問題ないのですが、
日常的対人関係には、これに社会的上下関係(親子・教師と生徒・上司と部下など)
が加わってくるため、対人関係の影響を受ける側と影響を与える側の社会的上下関係が逆転してしまうと
対人関係が上手くいかなくなってしまうのです。
社会的上下関係の中で、対人的関係がどの様になっているのかを考え、
それに適した行動を行う必要があるのです。
2012/9/26 NO,30
《空間的要素2》
空間的要素の二つ目である空間の中で定位置を決めることで受ける要素とは、
空間(部屋等)に固定されていて意識が集まりやすいもの(テレビやパソコン等)・自身のバランスや、
感覚により楽と思える姿勢を維持できるもの(ソファーや背もたれ、ひじ掛けなど)によって、
長時間同じ姿勢や重心を固定させることで、人体に影響を及ぼす要素になります。
例えば、皆さんお家などでは自分の定位置があり、毎日その場所に座ると思います。
そして、そこが家族が集まるリビングであり、固定されたテレビがあるとします。
その中で皆さんは決まった位置にそれぞれ座り、テレビを見ると思います。
テレビは固定されているので常に皆さん全員の真正面に来るのではないので、
テレビの見える角度に顔だけを向けてみるようになります。
それにより長い時間体に負担をかける姿勢を取ることになり、それを毎日繰り返し、
特定の筋肉にダメージを与え、多くの症状を生み出す原因になってしまうのです。
そうならない為に学校の席替えのようにたまには席をローテーションさせることも
必要なのかもしれません。
2012/9/18 NO,29
《空間的要素1》
今回は、生活環境の中の空間的要素のついてかいていきたいと思います。
私たちが送る毎日の生活はある程度決まっていて、それによるメリットとデメリットが存在します。
メリットとなることは、毎日似たような生活を繰り返すことで、ある程度先のことが予測可能であり、
それにより行動に無駄が少なくなり低エネルギーの生活を送ることができ、
ある程度危険も回避することができます。
デメリットとなることは、同じ行動の繰り返しとなることで、
体の使う部分使わない部分の差が生まれやすく、それにより多くの症状や病状を生み出しやすい。
ということです。
そして、そんな生活環境の中で人体に影響を与える要素の一つが、
空間的要素です。
空間的要素とは、人体が空間から影響を受ける要素であり、大きく分けて2つあります。
1つ目が、空間そのものから受ける要素であり、
もう一つが空間の中で定位置を決めることで受ける要素です。
1つ目の空間そのものから受ける要素とは、日常にいる空間(家や部屋、学校や会社など)における
広さや天井の高さ、形、日当たり、窓の数(そこから見える景色や風通り)、
色(壁、床、天井、カーテンなど)、装飾品(時計、ポスター、絵画、置物等)などのことで、
これらが人体にプラスの作用をするためには、これらすべてにをいて偏らないということです。
人間の本質は偏りがないことです。これは言葉を変えると何事においても中途半端
が好ましいということで、窓だらけの部屋だったり、逆に窓が一つもない部屋や、
一色に統一した部屋、異常に天井が高い部屋などは、本質からかけ離れることになり、
人体に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
次回は、空間的要素のもう一つの要素である、
空間の中で定位置を決めることで受ける要素についてかいていきたいと思います。
2012/9/7 NO,28
今回は、私たちの健康(生命)を左右する要素の一つである
地球的要素・生物的要素についてかいていきたいと思います。
地球は、約46億年前にこの広大な宇宙に誕生し、地球外要素や地球自身の持つエネルギーの
影響を受け、今も変化し続けています。
この変化し続けているものとは、大気成分・水分状態・地表温度であり、
それに伴う陸地の表面積の割合や各地での気候・天候・季節・温度・湿度等なのです。
地球の環境は、昔から私たちが生活できているこの環境ではありませんでした。
私たちが暮らすこの環境を作るのに必要だったとても大きな要素の一つが生物なのです。
生物はこの地球上に約39億年前に原始生物として誕生し、その時々の環境に合わせ
進化と絶滅を繰り返していきました。
その中で生命はより強い生命になり、呼吸をし、食べ物や水を取るようになりました。
それにより大きな変化が現れたのが大気成分です。
生き物は進化の過程で動物と植物に分かれ、動物は呼吸により酸素を体内に吸収し、
二酸化炭素を体外に排出し、植物は、二酸化炭素を吸収し酸素を排出することで
現在の大気成分である、窒素70%・酸素約26%・二酸化炭素1%という割合になったのです。
私たちは地球の活動をコントロールすることはできませんが、ある程度この大気成分の割合を守ることはできます。
それはむやみに森林を伐採したり、工場や排気ガスなどの有害物質だすことなどを控え、
個人レベルで自然を大切にすることを考え、行動に起こすことなのです。
一人一人の力は小さいかもしれませんが、みんながやることで大きな力になるのです。
2012/8/28 NO,27
人体外要素である生活環境は、前回かいた宇宙との関係のような地球外要素、
地球自体の活動による地球的要素、地球に存在する生命の活動による生物的要素の自然環境と、
立地条件や部屋の大きさ間取りなどの空間的要素、身近な人間関係の対人的要素からなる
生活環境に大きく分けることができます。
前回かいた地球外要素や、地球的要素は我々人類にはどうすることもできない事象になるので
その影響を素直に受け入れるしかありませんが、
自然環境の生物的要素と生活環境の空間的要素、対人的要素は私たちの考え方や
努力(行動)によって変えることができる要素になります。
私たちが何気なく暮らしている生活環境が、私たちの考え方や努力によって改善できるのであれば
行動する価値があると思うのです。
次回からは、生物的要素・空間的要素・対人的要素について分析し、
どのような考えを持ち、どのようの努力をすればいいのかのついてかいていきたいと思います。
2012/8/21 NO,26
前回まで人体外要素におけるパラサイダーについてかいてきましたが、
今回からはもう一つの人体外要素である生活環境についてかいていきたいと思います。
私たちの体は、どんな生活環境であっても同じ状態(健康)が維持できる訳ではありません。
地域(気候・転向・温度・湿度等)や住んでいる場所の立地条件(日当たりや風通し、近隣の環境など)、
職場や学校の立地条件や、家族を含めた人間関係など
多くの生活環境に左右されるのです。
多くの要素を持つ生活環境ですが、まずはじめに知らなければいけない人体に影響を及ぼす
環境の要素が「宇宙」です。
私たちは広大な宇宙にある銀河系に属する太陽系の地球に住んでいます。
その為、規模が大きすぎて日頃あまり考えないですが、
私たちは地球や太陽系、銀河、宇宙の影響を多く受け、現在の状態にあるのです。
これらの影響を多く受けているため、もしこれらに何らかの変化があったとき
(太陽の温度変化や太陽系の惑星の公転の変化、地球の自転や地軸の変化など)
私たちは今の状態(健康に限らず存在自体)を維持できなくなる可能性があるのです。
そんな宇宙規模の要素の中で最も影響を感じやすいのが「月」です。
月は地球の衛星になりますが、地球の周りを公転していることで
地球に存在する水に大きな変化をもたらします。
最もわかりやすい変化が潮の満ち引きです。
私たちの体も約60%が水分でできていることでその影響を受け、
出産などは満月になりやすかったり、新月の時は気分が不安定になりやすかったりするのです。
(余談ですが、株価も満月の時は上がりやすく、新月の時は下がりやすいというようなこともあるそうです)
これは私の近辺でのことですが、今年の2〜3月以降、
調子を崩している方が例年よりも多い気がしています。
一概には言えませんが、今年は日食などの天体ショーが多くありました。
もしかするとその影響を人体が少なからず受けているのかもしれません。
このような宇宙規模の環境は人類では変えることができません。
しかしこれらのことを知り、正確な原因を見つめることができなければ
何がいけないのかわからなくなり、迷路に突入してしまうのです。
物事を正確に見つめ、それに対する正確な対処こそが健康には必要なのです。
2012/8/14 NO,25
前回、腸内細菌は生まれた土や住んでいる地域によって、
もっている種類が違うということを書きましたが、
それに伴って人体にかかわってくる重要なことがあります。
それは、それぞれの体(腸内細菌)に合う食材と合わない食材の存在です。
皆さんが日ごろ食べ物に気を付けていることの多くは栄養価やカロリー、産地などで
自分の体に合っているか、合っていないかはあまり気にしていないと思いますが、
腸内細菌が好きな食材(餌)をたくさん取ることで人体に必要な栄養素や酵素
をたくさん作りだしてくれ、それにより人体の健康が守られるのでとても重要な要素なのです。
では、腸内細菌の好む食材とはどのような食材でしょうか?
それは腸内細菌が生まれ育った地域の水を使った食材です。
皆さんのお宅の水道から出てくる水はすべて体に対して安全な水ですが、
すべてが同じ成分ではなく、地域によってミネラルなどの種類や含有量が少しずつ違っています。
そしてその水は近くの川やダム、湖、地下水などからひかれているもので
その水を使って野菜や家畜は育てられています。
それにより産地によって同じ食材だとしても栄養価が違ってくるのです。
その為、皆さんのお腹の中にいる腸内細菌は皆さんの生まれ育った土地の水によって
作られた食材を好む腸内細菌となっているのです。
よって、体に合う水や食材とは、
ペットボトルで売っているようなミネラルウォーターなどではなく、
自分の生まれ育った土地の水道から出てくる水道水であり、
その水を使って作られた地元の食材なのです。
「地産地消」という言葉がありますが、これは地域活性のためだけではなく
人体にとってもとても大切な言葉なのです。
2012/8/6 NO,24
パラサイダーの中で、最も大きな影響を人体に及ぼすものの一つが、
「腸内細菌」です。
私達のお腹の中には、約200種類、約300兆個もの腸内細菌が存在し、
大まかにその腸内細菌は、人体に有益となる物質を生産するもの(善玉菌)と
人体に適度なストレスを与えることで人体を強化するもの(悪玉菌)とに分かれ、
これらがバランスよく存在することで人は正常な日常を送ることができるのです。
そもそも腸内細菌とは、腸内にだけいる細菌ではなく、地球上のあらゆるところに存在する
細菌のうち、腸内に寄生したものの呼び名となっているため、
目には見えませんが、そこらじゅうに存在しているのです。
しかし、このそこらじゅうにいる細菌が人体に侵入し寄生するためには大きな問題があります。
その問題とは「胃酸」です。
腸内細菌は、口から侵入し腸にたどりつくのですが、その途中には「胃」があります。
ほとんどの腸内細菌がこの胃の中に満たされている胃酸により死滅してしまい
腸にたどり着くことができません。
そのため腸内細菌の多くが、消化器官(消化活動)があまり確立していない
赤ちゃんの頃に体内に侵入し、定着するのです。
(現在ではいろいろな食品・薬が開発され大人になってからも胃を通過させ、
腸に細菌を送ることが可能なものもあります)
また、細菌はどこにでも同じ種類が存在している訳ではありません。
細菌にもそれぞれ好みの環境があり、それぞれが好みの環境となる場所に多く生息しています。
この二つのことにより、私たちのお腹の中には誰でも同じ種類の腸内細菌が
同じバランスで生息しているのではなく、生まれた土地や環境、赤ちゃんの頃に連れて行ってもらった場所
などにより、それぞれ体内に存在する腸内細菌の種類や、バランスに違いが出てくるのです。
2012/7/31 NO,23
今回は、人体外要素の一つであるパラサイダーについてかいていきたいと思います。
日頃あまり意識することはありませんが、私たちの体には
実に多くの大小様々な生き物が寄生しています。
そのような人体に寄生している生き物をパラサイダーといいます。
パラサイダーは、その多くが皮膚や消化器官に存在していますが、
なかには血管を通り全身を自由に移動する者までいます。
ほとんどのものが目に見えないほど小さいことで日頃意識することがないのですが、
このような形でそれらの存在を知ってしまうと
「気持ち悪い、いなくなってもらいたい」などと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
その気持ち悪く、いなくなってもらいたいようなパラサイダーがいるからこそ
私たちの健康が守られているのです。
(もちろん害を与える者もいますが…)
例えば、毛穴には目に見えないほど小さな寄生虫が存在しています。
この寄生虫の姿は、こんなものが体に住み着いているとは考えたくないようなものですが、
この寄生虫は、老化した皮膚や余分な皮脂などを食べてくれ、
私たちの皮膚を常にいい状態にしてくれているのです。
もし、体を洗いすぎることでこのような寄生虫の数を減らしてしまうと、
肌の状態はみるみる悪くなり、免疫力が落ちることで
ウイルスや病気に感染しやすくなってしまうのです。
このように私たちとパラサイダーは切っても切れない関係であり、
私たちが健康に生きていくうえでとても重要なものなのです。
次回はそのパラサイダーの中でも人体にとってとても重要な役割をしている
「腸内細菌」についてかいていきたいと思います。
2012/7/25 NO,22
今まで、人体が健康(正常)であるために必要な細胞活性の手段として
人体内の血液状態・血流状態・脳状態の活性、改善法を書いてきましたが、
これらはあくまで人体単体で出来る細胞活性法になります。
そして、ここで大きな問題があります。
それは、人体はこの世界に単体として存在していますが、
人体単体では、この世界で正常な生活を送ることはできない(生きていくことはできない)
ということです。
私たちが正常な健康状態を保ちながら生活していくには、
私たちが日ごろ気にしないような多くの細菌や微生物などのパラサイダーたちの存在や、
私たちが日々暮らしている生活環境などの人体外要素もとても重要になってくるのです。
これからは、このパラサイダーや生活環境などの「人体外要素」についてかいていきたいと思います。
2012/7/16 NO,21
今回は、3つの人格のパワーバランスを決定づける要素についてかいていきたいと思います。
肉体・精神・本質の人格は、常にバランスがよく存在しているのではなく、
人の成長と、その成長過程において学ぶべき経験や学習を行ったか
で変わってくるのです。
人の成長では、0〜3歳は生まれて間もないため余り肉体と精神の成長がないことにより、
本質の人格優位の行動になり、4〜10歳では精神よりも肉体の成長が速いために
本質と肉体の人格優位の行動になり、11〜15歳では精神が成長し、自己を抑え
周りに合わせる傾向になるため肉体と精神の人格優位の行動をとるようになり、16〜20歳は
3つの人格のパワーバランスが最もよくなる時期になります。そして21歳以降は、
肉体が徐々に衰えることにより、精神と本質の人格優位の行動をとるようになるのです。
次に成長過程において学ぶべき経験や学習とは、
0〜3歳では抱っこや体を触るなどのスキンシップや語りかけが必要となり、
4〜10歳では外で遊びいろいろな所へ連れて行き、五感を使い多くのことを覚えたり、
痛み(転ぶなど)を経験させることで危険回避能力を身に着けたり、
挨拶をしっかり行うことでコミュニケーション能力を付けることが必要となり、
11〜15歳では多くの知識や情報に触れることで自分なりの考え方を身に着け、
自身の意志で行動するようにする必要があり、
16〜20歳では、なにか1つのことに打ち込み、限界を知り、それを突破し達成感を得る必要があり、
21歳以降では、毎日の生活がパターン化しないように気を付け、意識的に非日常を
を作り出すことであまり使わない人体機能を使う必要があるのです。
これらはすべてではありませんが、必要最低限のことになります。
各年齢において必要なことを行わないと、その段階で成長が止まり
その状態のままで年齢を重ねることになる為、社会に適応できなかったり、
いろいろな精神的疾患と診断されてしまう可能性があるのです。
2012/7/6 NO,20
今回は、肉体・精神・本質の人格の特徴を書いていきたいと思います。
まず、肉体の人格ですが、この人格は人体そのものの人格になるため、
人体が疲れること(大量にエネルギーを消費すること)を嫌い、
出来るだけエネルギーを使わない行動を選択しようとする人格になります。
次に精神の人格は、いろいろな経験をすることで自信をより高めようとする人格になるので、
肉体の人格とは真逆に、人体が大量にエネルギー消費する行動を選択し、
人体が楽をすることを嫌う人格になります。
そして3つ目の本質の人格は、肉体と精神の人格が人体のエネルギー消費にかかわる人格なのに対し、
この人格はエネルギー消費に関係なく、生まれ持った好きか嫌いかで行動を決定する人格になります。
自分が好きなことは行動に移し、嫌いなことはやらないという人格です。
これら3つの人格が今現在どのようなパワーバランスにあるのかで
今の行動が決定するのです。
例えば、誰かに何かをやるように言われた時、
肉体の人格のパワーが強ければ、エネルギーを消費したくないのでなかなかやらず、
精神の人格のパワーが強ければ、エネルギー消費を好むので進んでやり、
本質の人格のパワーが強ければ、そのやることが好きなことであれば進んで行い、
嫌いなことであればなかなかやらない(できるだけやらない)。
というような行動の選択になるのです。
しかし、実際はこのように一つの人格のパワーだけが強いこともありますが、
二つの人格が競合して行動を選択することもあります。
そしてこの3つのパワーバランスを決定する要素が、肉体の成長と経験になるのです。
次回はこのパワーバランスを決定する要素についてかいていきたいと思います。
2012/6/29 NO,19
今回は、脳の働きのうち残りの3つである感覚・感情(感性)・思考に
かかわることを書いていきたいと思います。
その3つにかかわることとは、「3つの人格による行動の決定」です。
人にはそれぞれ3つの人格があり、どの人格が優位に来るかで行動を決定します。
その3つの人格とは、
肉体(本能・感覚)の人格
精神(理性・思考)の人格
本質(感情・感性)の人格
の3つです。
人は一つの人格しか持っていないのではなく、だれでもこの3つの人格を持っています。
この3つの人格はそれぞれ違う性質を持ち、これらの力関係(バランス)がどの様になっているかで
無意識的に行動を決めているのです。
皆さん、漫画やアニメの中で、天使の自分と悪魔の自分が言い合って勝ったほうの行動をとる
というような場面を見たことがないでしょうか?
この3つの人格はイメージ的にはその場面に近いものになるのです。
次回からは、肉体・精神・本質の人格がそれぞれどのような人格で
どういう性質を持っているのかをかいていきたいと思います。
2012/6/22 NO,18
前回かいたように、脳と生命を維持するための臓器・器官は自律神経によって結ばれています。
自律神経は、交感神経・副交感神経の2つの神経から成り立っていて、
脳がストレスを感じ取ると交感神経が働き、リラックスを感じると副交感神経が働く
というシステムになっており、2つの神経にはシーソーのような仕組みがあり
交感神経が働いているときは副交感神経が休み、副交感神経が働いているときは交感神経が休む
という関係になっています。
実際に人体に起こる変化としては、
交感神経が働く(緊張・ストレスを感じている)と、
血圧が上がる・食欲がなくなる・呼吸が激しくなる・目が冴えるなどの状態になり、
副交感神経が働く(弛緩・リラックスを感じている)と、
血圧が下がる・食欲がわく・緩やかな呼吸になる・眠くなるなどの状態になります。
しかし、これらのことは人体が正常である状態の時の話であり、
常にこの状態が維持できるわけではありません。
この正常な状態を崩す原因となるのが、ストレスとリラックスのバランスなのです。
日頃からストレスばかりや、逆にリラックスばかり感じていると、
脳が今ストレスを感じているのか、リラックスを感じているのかわからなくなり、
誤信号を体に送るようになってしまうのです。
そうなると、緊張しているときにお腹がすいたり、リラックスしているのに眠れないなどの
交感神経と副交感神経の働きが逆転するようになり、さらに進行すると
交感神経と副交感神経の働きがぐちゃぐちゃになってしまうのです。
この状態になると最悪、生命維持が困難な状態になる可能性が出てきます。
このような交感神経と副交感神経の働きが崩れた状態を自律神経失調症というのです。
現代の社会はストレスが多い社会のため、リラックスをより多く作り
リラックスは善、ストレスは悪というような風潮がありますが、
人体にはストレスもリラックスもどちらも同じように必要なもので、
それらのバランスをしっかりつくり、崩さないことが大切なのです。
2012/6/18 NO,17
今回は、脳の4つの働きの一つである生命維持についてかいていきたいと思います。
脳は人体のほぼすべてを管理しているのですが、
その管理は無意識に行っているものと、意識的に行っているものがあり
生命維持は無意識に行っている部類に入ります。
この働きにより私たちは意識のない、寝ている時でも死んでしまうことがないのです。
脳と生命維持に必要な器官(心臓や肝臓などの臓器や、呼吸器系・消化器系の器官など)は、
自律神経という神経でつながっています。
この自律神経とは、交感神経と副交感神経という2つの神経の総称であり、
実際には自律神経という神経は存在しません。
よって脳と生命に必要な器官はこの2つの神経でつながっているのです。
人体の生命を維持するには、常に一定の働きを各器官がしていては成り立ちません。
その時その時の状況において脳が各器官に交感神経と副交感神経を通して
必要な指令を出さなければならないのです。
その状況の変化を脳は肉体や精神が感じ取るストレスやリラックスによって知ることができ、
それをもとに各器官に必要な指令を送ることができるのです。
次回は自律神経(交感神経・副交感神経)についてかいていきたいと思います。
2012/6/11 NO,16
これまで、細胞を活性させるために必要な3つの要素のうち
血液の状態改善と血流の改善についてかいてきました。
これからは、三つ目の要素となる、脳の改善についてかいていきたいと思います。
肉体の状態がどんなに良くても、正常に使うことが出来なければ意味がありませんし、
その状態を保つことはできません。
その肉体を動かす指令を出すのが脳になります。
しかし、脳は常に体が正常に動くような指令を出せるわけではありません。
脳の状態によっては、体に異常をもたらす指令を出すこともあるのです。
脳とは、人体においてメインコンピューターであり、人体のほぼすべてをコントロールしています。
その脳には、大きく分けて生命維持・感覚(運動を含む)・感情・思考(記憶の保管を含む)
の4つの働きがあり、このすべてを脳全部で同時に行っているのではなく、
脳はエリアごとにその働きが決まっています。
そしてこれらの働きは、自分の意志により行うものと、自分の意志とは関係なく行っているもの
に分けられます。
これらのことにより、脳の中でもよく使う部分、あまり使わない部分が出来ることになり、
それが脳全体の状態を左右する要因になるのです。
脳を活性させ状態をよくするには、できるだけ脳をバランスよく使う必要があるのです。
次回からは、脳をバランスよく使っていくために、4つの働きについてかいていきたいと思います。
2012/6/6 NO,15
今回は筋肉を伸縮させる方法の二つ目、
他力による筋伸縮についてかいていきたいと思います。
他力による筋伸縮には、何かの力(人や機械)によって関節を動かすことで
筋肉を伸縮させる方法と、筋肉に直接力を加えることで伸縮させる方法があります。
関節を動かすことで筋伸縮させる方法は、リハビリや、
金魚運動器?(ちょっと古めのたとえですが)のようなものがそれにあたります。
筋肉に直接力を加える方法とは、筋肉に外部から圧力を加えたり、
筋肉は脳からの電気信号を受け取って動かすことができるので、
その電気信号を外部から与えることで筋肉を伸縮させる方法になり、
マッサージや指圧、整体のほぐし、電動マッサージ機などや、
低周波や高周波などの電気を筋肉に流す機械などがそれにあたります。
この他力による方法は、自身の力を使わないので楽でいいのですが、
自身による方法に比べ、動かす筋肉が少なく、範囲も狭くなりがちになり、
また、筋肉を自身で動かしていないことで疲れを感じにくく
オーバーワークなりやすいことがあるので気を付ける必要があります。
(その時だけ楽になり、すぐに元に戻りやすい)
自力による方法にしても他力による方法にしても、
日ごろから全体の筋伸縮をよく行い静脈の流れを
しっかり作ることがとても重要なことなのです。
2012/5/29 NO,14
前回、静脈の血流を作るためには、筋肉の伸縮が必要だと書きました。
今回は筋肉を伸縮させる方法を書いていきたいと思います。
まず、筋肉を伸縮させる方法は大きく分けて二つあります。
自力による筋伸縮と他力による筋伸縮です。
筋肉(骨格筋)は関節を動かす働きがあり、関節から関節(骨から骨)へとついています。
そのため、筋伸縮を行うには関節を動かす必要があります。
(これにより日ごろ動かさない関節の筋肉が凝ったりはったりするのです)
一つ目の自力による筋伸縮ではこの関節を動かすということを自身の力で行います。
これは、体操やストレッチなどがそれにあたります。
もし症状を改善することを目的として体操やストレッチを行うのであれば、
日ごろやらない動き(苦手な体操やストレッチ)をやる必要があるのです。
時たま患者さんや生徒さんから体操やストレッチをやっているけどよくならない
というような話を聞きますが、それはこのためで自分の得意(好きな)
体操やストレッチばかりやっていて、本当に必要な体操やストレッチができていないのです。
しかし、人間は嫌いなものを遠ざけ、好きなものを多くする傾向があり、
知識がないと、この本能のままに行動してしまい、努力が空回りしてしまいます。
努力を無駄にしない為にもこのような知識が必要となるのです。
次回は二つ目の他力による筋伸縮についてかいていきたいと思います。
2012/5/22 NO,13
今回は血流にかかわる3つ目の器官である静脈についてかいていきたいと思います。
動脈は心臓から新鮮な血液を末端に運びますが、
細胞から生まれた老廃物を回収し、末端から心臓へ届ける血管を静脈といいます。
動脈との違いは、基本的に動脈が上から下に流れるのに対し、
静脈は下から上に流れます。
そして、動脈は三層からなり柔軟性がありますが、
静脈はあまり柔軟性がない代わりに血液が逆流しないための弁がついています。
静脈はこの弁によって血液を流すというよりも、
エスカレーターのように上へ押し出している状態に近いです。
しかし、静脈は自分自身で血液を押し上げている訳ではありません。
静脈の血流を作る力となるのは筋肉なのです。
静脈は、周りの筋肉が伸び縮みすることで血液を流すことができます。
逆に言うと、筋肉を伸縮させないと静脈はあまり流れない状態になるのです。
皆さんの中で、筋肉の張りやコリ、むくみなどを感じる方がいらっしゃると思います。
(ほとんどの人が一度は経験したことがあると思いますが)
この筋肉の張りやコリ、むくみなどの大きな原因の一つとなるのが
筋肉を伸縮させないことで起こる静脈の血流の悪さなのです。
そして、この筋肉の張りやコリ、むくみなどが多くの症状・病状の引き金となるのです。
そうならない為にも筋肉を伸縮させる必要があるのですが、
その方法はいくつかあります。
次回よりその方法についてかいていきたいと思います。
2012/5/14 NO,12
心臓により圧力(血圧)をかけられた血液は、
動脈を通り全身の細胞にいきわたります。
そして、この動脈が血流に関する2つ目の器官になります。
動脈は3層から作られていて、それ自体が筋肉のような柔軟性を持ち合わせています。
心臓が作り出す圧力は、その時々で力が大きく変わるため、
それに対応できる柔軟性がないと血液を十分末端まで送ることができなかったり、
血管自体がその圧力に耐えられず傷ついたりしてしまうのです。
しかし、本来柔軟性を持ち合わせる動脈ですが
生涯同じ柔軟性を持ち続けるというわけではありません。
動脈の柔軟性は、年齢(加齢)や生活スタイルによって変わるのです。
年齢による変化は、加齢により体の水分が少なくなることで、若い年齢に比べると
いくらか柔軟性が失われるというものですが、これは老化であるため避けられないということと、
それによりのみで失われる柔軟性は日常生活を送るうえで全く問題のないレベルであると
思われるため余り気にする必要はありません。
問題になるのは生活スタイルなのです
ここでいう生活スタイルとは、毎日どんな体の使い方をしているか、どんなものを食べているか、
自律神経(ストレス・リラックス)のバランスはとれているかなどです。
特に動脈の柔軟性は体自体の柔軟性と比例している傾向があるようで、
日ごろから多くの関節を動かし、体がやわらかい状態でないと
動脈もかたくなり、そこへバランスの悪い食事をすることで血液中にコレステロールなどが
多く存在すると血管にへばりつき、血液を流しづらくなってしまうのです。
また、自律神経のバランスが取れていないと心臓や動脈が正常な血圧を
作らなくなってしまいます。
体の硬さが気になっている方は気を付けてください。動脈も硬くなっているかもしれませんよ。
2012/5/9 NO,11
血流を作り出す器官の中で最も重要となるものが心臓です。
心臓は主に筋肉でできていて、死ぬまでポンプアップを繰り返し
体に血液を送り続けます。
しかし、心臓は人体の中でも特殊な器官で、人体のほとんどの細胞が
新しく作り出される中で、心臓の細胞は新しく作り出されません。
これは、心臓の細胞が一度死んでしまうと再生されず自力で治ることはない
ということなのです。
人体が生きていくために最も重要で、再生がきかない臓器が心臓なのです。
この重要な心臓を大切に使っていくのに必要なことは、
適度な刺激と適度な休養です。
心臓に負担を掛け過ぎる(無理な運動や血液の状態の悪さ・血管の状態の悪さからくる高血圧等)と
オーバーワークにより異常な動きをするようになってしまったり、
心臓に適度な刺激を与えずにいると心臓自体の力が徐々に弱まり
十分な血流を生み出すことができなくなってしまうのです。
私たちと一生変わらず付き合っていく臓器です。
心臓が丈夫でありつづける生活を心がけたいものです。
2012/5/5 NO,10
前回まで血液状態の改善に必要な酸素・水・栄養についてかいてきました。
しかし、いくら血液の状態がよくなってっも、その血液を各細胞に
充分流すことができなければ意味がありません。
そこで今回からは、「血流」についてかいていきたいと思います。
私たちの体の隅々まで血液を運ぶためには、血液に圧力(血圧)をかけ、
血流を作らなければなりません。
人体は、この血圧を「心臓」「動脈」「筋伸縮」によって作り出しています。
この血圧を作り出す3つの力が、すべてが正常に働かなければ十分な血液を
すべての細胞に送ることができないのです。
そして、血液は血管を通り各細胞に運ばれます。
酸素・水・栄養を含んだ血液を運ぶ血管を「動脈」といい、
細胞がそれらを使った残りや汚れた水を回収してくる血管を「静脈」といいます。
主に動脈の血圧は心臓・動脈により、静脈の血圧は筋伸縮により作られ、
動脈は心臓から末端へ、静脈は末端から心臓へ血液を運ぶのです。
このことを踏まえ、次回から心臓・動脈・筋伸縮が作り出す
血流の仕組みについてかいていきたいと思います。
2012/4/30 NO,9
今回は栄養その2です。
前回、栄養とは3大栄養素と微量栄養素を必要な分だけ取ることが大切だと書きました。
今回は、それを踏まえて現代の社会がどの様な状態になっているか考えたいと思います。
現代の社会では、多くの場所でカロリーが表示されており、
私たちの意識の中では「カロリー=太るもの」という式が成り立っているため、
それらの表示を見て、できるだけ低カロリーの食事を心がけるようになっていると思います。
また、メディアなどでは体にいいと思われる(栄養豊富と思われる)単品の食材が
紹介され一時的に売り切れてしまうなどの現象が起きます。
これらのことでみなさんは、低カロリーで食材の種類が少ない食事になりがちになっていないでしょうか?
本来、食事で必要なカロリーを取らなければならないですし、
食材はそれぞれの栄養価(微量栄養素)か違うので出来るだけ多くとることが好ましいのですが、
それができていないことで、健康のためにやっていると思っていることが、
健康を損ねている可能性があるのです。
しかし、自分には何キロカロリーが必要でどれくらいの栄養素が必要かは
数字ではなかなかわかりません。
数字ではわからないのですが私たちはそれを誰でもわかるようにできているのです。
感覚によりどれくらい食べればいいか?何を食べればいいか?はわかっているのです。
皆さんは今日は動いたからたくさん食べたいなーとか、今日はあれが食べたいなー
と思うことが多々あると思います。
その感覚による食事の量と内容こそが、
体に必要なカロリーであり、体に必要な栄養素の入っている食事なのです。
皆さんの体は生まれつき素晴らしい感覚を持っています。
是非、世の中の不確かな情報よりもその感覚を大切にしてみてください。
2012/4/23 NO,8
今回からは、栄養についてかいていきたいと思います。
私たちが日ごろ使う「栄養」とは、大きく分けると2つの種類があります。
1つは、体を作ったり、体を動かすエネルギーとなる主にカロリーと呼ばれる栄養で、
もう一つは体を正常に働かせるために必要なビタミンやミネラルなどの栄養です。
体を作ったりエネルギーとなる栄養は、タンパク質・脂質・炭水化物(糖質)の
3つとなり3大栄養素と呼ばれ、「カロリー」と表示されています。
そして、ビタミンやミネラルなどの栄養は、微量栄養素と呼ばれ、名前の通り
全体からみるととても微量になるので表示されるときは「r」と書かれています。
この二つの栄養は働きが違うため、それぞれ体に必要な分を取らなければならないのですが、
体に入れるときは食べ物や飲み物といった同じものになるため
両方を必要な分だけ取るのがとても難しいのです。
また、微量栄養素の中には体では作られない為、体の外から摂らなければならない
48種類の必須栄養素というものがあり、これらはそれぞれ一つだけで働くのではなく、
それぞれが関連して働くのでどれか1つでもなくなれば、すべての働きができなくなってしまうのです。
よって、栄養は三大栄養素と微量栄養素を体に必要なだけ取り、
さらに、必須栄養素をバランスよく取らなければならないのです。
2012/4/18 NO,7
今回は酸素その2です。
地球には主に酸素をエネルギーとして使う生き物(動物)と、
二酸化炭素を取り入れ酸素を輩出する生き物(植物)が存在しています。
これは太古の生物が二酸化炭素(酸素以外の空気構成物質)をエネルギーとして使い
進化することで酸素をエネルギーとして使い始めたことを意味します。
酸素はほかの空気を構成する物質に比べ、非常に大きなエネルギーを持っています。
それなのに古代の生物が主要なエネルギーとして使わなかった(使えなかった)のは、
とても大きな毒性を持っていたからなのです。
酸素の持つ毒性とは、物質を酸化させ錆びさせてしまうというものになります。
太古の原子生物は、一つの細胞で生活する単細胞生物だったため
細胞がさびるということは死を意味することになってしまうのです。
この細胞を錆びさせてしまう物質を活性酸素といいます。
しかし、生物は進化によりこの活性酸素を克服し、酸素の巨大なエネルギーを
使うことができるようになりました。
活性酸素を克服するために、生物は細胞を増やし、体内で活性酸素に対抗する
抗酸化酵素を作り出すことができるようになったのです。
こうして酸素をエネルギーとして使えるようになった生物は、
巨大なエネルギーを手にしたことで、より活動的に動けるようになったのです。
また、活性酸素が細胞を錆びさせることを老化といいます。
よって、老化のスピードを下げるためには、活性酸素をできるだけ少なくし、
抗酸化酵素をたくさん作りだせればいいのです。
そのためにまず抗酸化酵素ですが、抗酸化酵素は食品からとることもできます
が、
体内では、筋肉が伸び縮みすることで多く作られます。
筋肉(骨格筋)は、関節を動かすことで伸縮するので出来るだけたくさんの関節を
動かす必要があります。
次に、活性酸素を多くとらないためには激しい呼吸をしないことが必要になります。
このことから、老化を遅らせるために必要なことは、
関節をよく動かし、激しい呼吸をしない(ならない)運動ということになり、
それらを満たすこととは、体操やストレッチ、太極拳、ヨガ、踊り(激しくないもの)
などになるのです。
皆さんが行っている運動は老化を早めていませんか?
2012/4/11 NO,6
今回は、酸素についてかいていきたいと思います。
私達の体は酸素をエネルギーの一つとして使い続け生きています。
しかし、酸素は栄養などの他のエネルギーとは違い
体内に蓄えておくことが出来ない為、常に呼吸をしていなければ
死に至ってしまうのです。
また、私達は呼吸により酸素だけをとりこんでいるわけではありません。
私達は、呼吸により空気を吸い込んでいるのです。
空気は約70%の窒素と約20%の酸素、後は微量の
二酸化炭素や水素などから構成されています。
この空気の中から約20%の酸素を効率よく摂取しなければならないのです。
効率良く人体に酸素を取り込むためには、この空気のバランスが安定し、
排気ガスや光化学スモッグ、工場からの有害ガス、ダイオキシンなどで、
空気を汚さず、きれいに保つ必要があるのです。
私達の健康を守る為に私達ができる事から始めたいものです。
次回は「酸素その2」です。
2012/4/6 NO,5
今回は、「水分その2」です。
突然ですが、皆さんは日頃どんな飲料水を飲んでいるでしょうか?
人間の体は、約60〜70%が水分で構成されています。
また私達の生活には水は欠かせません。
口に入るだけでも、飲料としてはもちろん、野菜や肉などの食品や
空気に含まれる水蒸気、おふろやシャワーの水も口に入っているかもしれません。
この様に、私達が日頃意識しないものからも水分は摂取しているのです。
では、その口に入る水の成分はどうなっているでしょうか?
水分は雨になって地面に落ち、川や地中を通ることでその土地の成分を吸収し、
その水を吸収して植物は育ち、その水を飲んで動物は育ちます。
そして私達が使う水道からは同じ成分の水が流れ、生活のほとんどを
その水道水(井戸水)で賄っていると思います。
日本の水道水は、その土地の川やダム、地下水からくみ上げた水を
ろ過し、飲んでも大丈夫なレベルにしますが、成分までは全国均一にはできません。
その土地土地で成分は微妙に違うのです。
そして私達の体は、日頃多くつかう(体に入る)水の成分に最も対応した
状態になっているのです。
よその土地の水道水を飲んでお腹を壊した経験がある方もいらっしゃると
思いますが、それもこのようなことが要因となっていることもあるのです。
よって、私達の体には、私達が住んでいる地域の肉や野菜を食べ、
水道水を飲料や食事に使う事が最も適しているのです。
皆さんは日頃どんな飲料水を飲んでいるでしょうか?
2012/4/2 NO,4
前回で血液の状態を改善するという事は、
水分摂取と栄養のバランスを気を付けることで、
充分な水分・酸素・バランスのとれた栄養素を含んだサラサラの血液状態にする事
だということが分かってもらえたと思いますので、
今回からは、水分・酸素・栄養についてかいていきたいと思います。
今回は、「水分その1」です。
人間は、1日に2〜2,5ℓの水分補給が必要とされていますが、
ただ単に1日でそれだけの水分をとればいいというわけではありません。
血液は、1日を通して充分な水分がある状態が望ましいので、
例えば、朝起きてすぐに2ℓの水を飲み、後は水分をとらないという事をすると、
水分をとったときには水分が必要以上になってしまい、
身体が異常をきたす可能性がでてくるので、不必要な部分は体外に出されます。
(一気に飲むと体が対応しきれず生命の危険となる異常が起こる可能性があります)
これでは、水分をとった意味がなくなってしまうのです。
また、残りの時間は、血液に水分が足りない状態になるので血液がドロドロになり、
細胞に血液を届けづらくなってしまいます。
よって、水分は一口ずつ、1日を通してこまめに2〜2,5ℓ取ることが望まし
いのです。
2012/3/28 NO,3
今回は、血液状態の改善についてかいていきたいと思います。
まず、血液の状態とは、ドロドロ・サラサラの状態のことで
ドロドロの状態であれば血液は流れづらく、サラサラであれば流れやすいので
全ての細胞に血液を運ぶ為には、サラサラの状態でなければなりません。
そして血液の状態は1日中、常に一定ではなく変化し
人によってもドロドロの傾向・サラサラの傾向があります。
この血液状態を決めるものが、水分と栄養素なのです。
水分を摂取すると血液が薄まり、サラサラになり
汗をかいたり尿を出す(自然蒸発なども)ことで血液は濃くなりドロドロになります。
よって、常に血液をサラサラにしておくためには、
こまめな水分補給が必要となるのです。
次に栄養素は、バランス良く摂取しないと変形した赤血球がつくられたり、
血中コレステロールが上がり、赤血球同士がくっつきドロドロの状態になることで、
末端まで血液が届きづらくなってしまうのです。
赤血球は酸素を運ぶ働きがあるので、この状態では細胞に
充分な酸素も送れなくなるのです。
これらの事から細胞に充分な酸素・栄養・水分を補給させるには、
こまめな水分摂取とバランスのとれた食事を心がけることで、
常に血液をサラサラの状態に改善する必要があるのです。
2012/3/24 NO,2
今回は、細胞を活性させる為には何が必要であると
考えたかをかいていきたいと思います。
細胞を活性させると一言にいっても、何をすればいいか
わからなかったので、細胞の集合体である人体が生きていく為に
必要なことが細胞にも必要なことであり、それが細胞全てに行えれば
細胞は活性出来るのではないかと考えました。
人体が生きていく為に必要なこと(物)は、
酸素・栄養・水と刺激(ストレス)・休息(リラックス)です。
このうち、酸素・栄養・水は血液が各細胞に運び、
刺激と休息は、脳によりコントロールされています。
つまり、細胞を活性させる為には、充分な酸素・栄養・水を
血液に含ませ(血液状態の改善)、その血液を全ての細胞に届け(血流の改善)、
脳が各細胞・器官に正常な命令を出す(脳状態の改善)
ことが必要となるのです。
これらのことが全ての細胞で充分に行われることができれば、
細胞は活性し、その集合体である人体も健康(正常)になり、
それを維持できるのです。
2012/3/20 NO.1
このページでは、私が人体の健康について独学・研究して
作り上げた細胞活性学について少しずつ書いていきたいと思います。
私はまず、整体を通して人体・健康に携わることになりました。
整体にいらっしゃる患者さんは、様々な症状をそれぞれ抱え、
私もそれに対応する為に勉強しました。
その中で、世の中には多くの治療法や施術法、健康法があり、
それらは全て症状の改善・人体の健康を目的としているのに、
方法や手段が違うということに気づき、なぜ目的が同じのに
これほど多くの方法や手段があるのかという疑問がうまれました。
そして、人体を健康(正常化)にする為には本当は何が必要なのか?
という事を考えるようになり、そこから独学・研究が始まりました。
独学・研究するにあたって、まず私が考えたことは、「人体とは何か」
ということです。人体には多くの機能を持つパーツが存在し、それら全ては
多くの細胞の集合体です。人体とは多くの細胞の集合体になるのです。
そして人体が健康(正常)状態である為には、多くの機能を持つ各パーツが
全て正常に機能しなければならず、それらが正常に機能する為には
それらを形作っている細胞全てが、正常(活性)でなければならない。
というところにたどりつきました。
こうして細胞を活性させる為には何が必要なのか独学・研究し、
細胞活性学がうまれたのです。
このページはフレーム対応のブラウザが必要です
こちらからお入り下さい